見出し画像

広告電通賞 心に残った広告集「感動の前編」

日本で最も歴史ある総合広告賞「広告電通賞」が発表されました。

*上記URLは主に受賞リストが載っています。

細かな評価ポイントはおそらく後日専門誌に掲載されると思いますので、私は自分の心に残ったものを、このような分類で、ご紹介したいと思います。

逆を行く

本田技研工業株式会社/企業広告(F1 ラストラン)

これは話題になりましたね。F1に詳しくない私も胸が熱くなりました。「バーガーキング VS マクドナルド」「コカコーラ VS ペプシ」しかり、ライバルを煽るような広告はありますが、こういった形で感謝を示す広告、個人的には気持ちがいいです。

この記事で「自主提案」から始まったこと、「感謝をする順番」が大事だったことを知りました。


思いの露呈

大塚製薬/カロリーメイト 「入学から、この世界だった僕たちへ。」篇

実はOOHで一度見たのですが、その時はピンとこなかったんです(ちょっと文字長いなぁと思って…)。ただ、動画で見ると、ギュウと苦しくなりました。「コロナ禍の学生生活」のニュースはなんども目にしていたつもりだったのですが「そうかぁ、そうだよなぁ」と思いながら聞き入っていました。

長いメッセージに触れさせるには、書くより聞かせる方がいいのかもな、とも思いました。

夏の甲子園で優勝した仙台育英の監督の「青春って、すごく蜜なので」が心打たれましたね。


リクルート/スタディサプリ「18の問い」

これは涙を流しながら見ました……。なんとなく予想はしつつ、それでも泣いてしまう展開。そして18歳の自分に問いかけられるような強さ、ちょっとした苦さ。感動でぶん殴られるような動画でした。

この学生の想い系にすごい弱いのです。超有名ですが、2018年のこの広告を僕は涙なしには見れません。

胸を鷲づかみにされるよう。感動と嫉妬の渦です。

タイトルを「思いの露呈」としましたが、人が持っている最も感動的な感情を、できるだけそのまま切り取り、編集して、出していく。コピーも「書くのではなく、見つける」とよく言われますが、誰のどんな感情を、関係を企画にしていくかを見つけるのが大事だなぁと思いました。

大きな価値を露呈する

サントリーホールディングス/人生には、飲食店がいる。

緊急事態宣言がなくても、ほぼ飲み会には行かなくなった私。家飲みもレベルアップし楽しめるようになって「飲み会に使うお金、もったいないなぁ」と思っていた時、ふとガラガラの立ち飲み屋に一人で入って、ポスターを見ました。

特にコピーにグッときて「たしかに、その通りだ」と思ってしまいました。メッセージ編、はこちら。


パイロットコーポレーション/企業広告「書く、を支える。」


毎年、大好きなシリーズです。ペンで書くことが少なくなってきている今、書くことの価値を、示し続けています。

同シリーズで個人的に特に好きな広告です(選びましたが多いです汗)

https://www.pilot.co.jp/ad/corporate/paper10.html

https://www.pilot.co.jp/ad/corporate/paper8.html


広告電通賞で気になったもの、全部紹介しようと思いましたが、いろいろなことを思い出して、時間が経ってしまいました。

次回はSDGs 編、ご紹介します。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?