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心書 vol.90「こうあるべき論」

あなたの立場としては「こうあるべきではないのか!」という様な、相手に対して自分の権利などを主張する「こうあるべき論」。

分かりやすい例を挙げるとすれば、大事な人をお誘いする為に、ミシュラン三ツ星レストランを予約したとしよう。そして夜景の綺麗な窓側の席をリクエストしておいた。しかし、当日通された席は窓側の席ではなく、奥まった席で夜景が全く見えない席であった。

「どうなってんねん!3ヶ月も前から予約しとんねんぞ!お前らミシュランで星取っとんのちゃうんか!この責任、どう取るつもりや!」ってな具合のが「こうあるべき論」である。

この「こうあるべき論」は、主張としては全くもって間違っていなく、主張している本人の持つ権利が阻害されている場合が多い。しかし、この「こうあるべき論」が厄介なのだ。

権利を振りかざして強がっても、己の器は広がらない。相手が間違っていようが、目の前の事象を黙って受け入れる方が、自分という人間は大きくなるんじゃないかと思います。

それが出来ると「しもたなぁ〜。前日に確認しておいたら良かったなぁ〜。お連れする人に対しての気持ちが足らんかったんちゃうか。反省しよ!」となる。ほら素敵やん。

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