ポケモンの世界はなぜ戦闘狂で溢れているのか-7

M-1 2019の松本人志の言語化能力が圧倒的だった。

M-1 2019が終わりましたね。


僕は言葉が好きで。言葉で笑いを取る芸人達がめっちゃ好きなんです。(とにかく●るい安村とかはそんなに好きじゃないです。モノマネも。言葉じゃないので。)

だからちょっとだけM-1を語らせてください。特に他の記事であまり注目されていなかったまっちゃんのコメントについて言わせてください。

この記事はM-1を見た人をメインターゲットに書いています。


個人的には今回のM-1は審査員のコメントにめっちゃ注目していました。

M-1って単純な面白さだけじゃなくて、斬新さとかそういう部分も評価されていると知ったからです。ちなみにそれを言語化してくれているのが審査員のナイツ塙さんの『言い訳』という本です。よければ読んでみてください。


そんな審査員の中でですね、松本人志さんのコメントが圧巻過ぎたので知って欲しいです。


ぺこぱに対するコメント

ぺこぱっていう芸人のネタはこんな感じです。


例えば、おじいさん役が『キャバクラに行きたい』とボケると、ツッコミが『元気な爺さんに・・・越したことはない』という風に、普通だったら『なんで爺さんがキャバクラやねん』とかいうところを、ツッコミ切らないわけです。

文面にするととんでもなく面白くないんですけど、そこはツッコミ担当の松陰寺 太勇の技術でジワジワ面白いんです。


これを松本人志は『ノリツッコまないボケ』と称しました。

ネタを見ていた人ならわかると思うんですが、まさに『ノリツッコまないボケ』だったんです。僕はびっくりしましたよ。ネタを見て採点をしてコメントを求められるわずか数分の間に彼らのネタのスタイルのエッセンスを抽出して言語化できてしまう。

松本人志はバケモノだと思いました。


ミルクボーイに対するコメント

急に出てきて、圧勝していったミルクボーイの漫才はおかんが食べた朝ごはんにまつわる話なんですけど、

『それコーンフレークちゃうん?』

『いやそれやったらコーンフレークちゃうなぁ』

『でもやっぱりコーンフレークやん』

という風に、同じところをぐるぐる回りながら笑いを巻きを越していくスタイルでした。

それをまっちゃんは『行ったり来たり漫才』と言ったわけですよ。


もうね。ほんと『行ったり来たり漫才』そのものだったんですよね。これもすぐ思いつくコメントだからすごい。

ほんとめっちゃ見直しました。ただのおもろい芸人じゃなかった。ちゃんと天才だった。


ちなみに

まっちゃんってめっちゃ優しいなぁと思っていて。

どんなネタでもめっちゃ笑ってるのも最高ですよね。偉ぶってないし。

何より決勝で一人だけ『かまいたち』に入れていたことになんかすごい愛情を感じました。

次のドキュメンタルも待ってるで!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?