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身体もアクセルとブレーキの踏み間違いが大怪我の元に!

今回の記事では普段気付かずにしていることが、実は大怪我の元となる身体の使い方について書いていきます。



身体のアクセルとブレーキとは


アクセルとブレーキの関係は
アクセル(加速)は、プラス方向に働く力。
ブレーキ(減速)は、マイナス方向に働く力。

例えば、肘を曲げたいと思った時に
アクセルとなるのが肘を曲げる筋肉(主に上腕二頭筋)
ブレーキとなるのが肘を伸ばす筋肉(主に上腕三頭筋)

という関係になります。


ハイパフォーマンスの鍵は使い分け


特に競技者には重要なアクセルとブレーキの使い分け。
できるだけアクセルとなる筋肉だけを使うのが理想ですが
緊張や力みによって使い方のエラーが起きます。

このエラーというのは、アクセルとブレーキを同時に使ってしまうことです。

肘を曲げたい時に、肘を伸ばす筋肉まで同時に使ってしまう方はたくさんいます。
特に負荷がかかっている状態では力みやすくよりエラーを起こしやすくなります。

もちろん肘が伸びていってしまうことはありませんが、曲げる動作の反対の力が入ってしまい出力が低下してしまいます。

簡単にいうと
全力で肘を曲げようとするときに、100%の力で曲げる筋肉に力を入れていても、30%の力で肘を伸ばす筋肉が働いてしまうと実際に出力される力は70%になってしまうということ。
※拮抗筋の出力の差は加味せずイメージ


日常生活でもエラーはたくさん起きている


競技者でなくとも、日常生活でこのエラーはたくさん起きています。

立ち上がる時にも、必要以上の力を加えてしまっていたり
掃除機などある程度重いものを持つ時に、多くの人はパワーロスをしてしまっています。

歩く時や走る時は、無駄な力を入れている方を多く見ます。

100%の力を出す目的ではなく、日常生活もっと楽にするという意味でもとても重要なことです。


どうしたらエラーを減らせるか


まずは力を抜くことから始めましょう!

日常で腕の重さを感じることはありますか?
一般的に腕の重さは3〜4kgあります。
これを振って歩いているので本来はかなり重さを感じるはずです。

トレーニングや運動の時だけでなく、日常から力を抜く意識をして
リラックス状態にしておくことで、ブレーキを踏まない習慣ができます。

ポイントはやりたい動作を最小限の力で行うこと。
ストレス社会からのリラックスタイムもお忘れなく!




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