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姿勢評価①:ランドマーク

□ はじめに


ブログをご覧いただきありがとうございます。

今回のブログでは、これからパーソナルトレーナーになりたいと考えている方やパーソナルトレーナーになりたての方向けの記事です。

本記事では、アライメント(姿勢)評価の際に見るポイントとして重要なランドマークについてまとめていきます。

今後、パーソナルトレーナーとして、より高いレベルのサービスを提供できるようになるための、きっかけとなれたらと思っています。


□ ランドーマークとは


ランドマークとは、姿勢評価をする際チェックする点(部位)のことを指しています。
この基準となる点がどこに位置しているかで姿勢の評価をします。

前額面

①後頭骨隆起、②椎骨棘突起、③臀裂、④両膝内側部の中心、⑤両脛骨内踝間の中心
※前額面とは体を前側もしくは後ろ側から見た面のこと

前額面を後方から見た場合、椎骨一つ一つの位置も大切です。
脊柱側湾症がある場合、頚椎上部セクションではストレートでも、胸椎セクションで側湾していることが多い。
そのため椎骨棘突起を一つ一つ触診してから評価することをお勧めします。


矢状面

①耳垂、②肩峰、③大腿骨大転子、④膝関節前部(膝蓋骨後面)、外踝前方
※矢状面とは体を側面から見た面のこと

耳垂、肩峰、大腿骨大転子まで見やすく評価しやすい部位ですが、膝関節前部、外踝前方は基準点をつけるのが慣れるまでは難しい。
クライアントにもわかりやすく説明するためにも、写真を撮って点と線を書き込むと評価も説明もやりやすくなります。


□ランドマークに頼りすぎない


ランドマークは静的アライメントを見る基準としては、押さえておかないといけないポイントです。
ただし、これは骨の変形がある方には該当しないこともあります。
ランドマークを中心にアライメント評価を行い、変形がある部位に関しては、変形があることによって何が起こり得るか想像して、評価しないといけません。


まとめ

静的アライメントを評価する上で、基準となるランドマーク。
これを見れるのは運動指導者としては当たり前であり、特別なことではありません。

障害予防の意味では、アライメントの小さなズレを見つけ
「このズレがあることによって何が起きるか」の想像ができるか。

痛みやコリの改善、競技パフォーマンスアップ改善の意味では、痛みの原因が、どこのアライメント不良から起こっているのかを想像しないといけません。

まずは評価を正確にできるようになり、想像力や応用力を身に付けられると今後、運動指導者としてスキルを高めていけると思っています。

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