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Data Platform:データを水に例える

Ord4ではData Platformについて学びました。KTさんの動画3部作を自分なりの解釈を交えてサマライズしてみます。

すべての人が安心してデータを使える土台を作る必要があり、そのために何をすべきか、どう考えるか。

データを水(インフラ)に例えて説明されましたが、言い得て妙。
浄水場や浄水器を経て、蛇口をひねればきれいな水が出てくるのと同じように、データも安心して使えなければならないという表現は、データを利活用する場面が劇的に増えて多くの人がデータに関わるようになったことを改めて実感させられます。

そして、「データの一元管理」について、昔から当たり前に言われていることですが、インフラとして多くの人が利用して、アイデアを生み、ビジネスを変えることと絡めて考えると、その重要性がより明確になりました。

すべての人が安心してデータを使える土台を作る

データを作る人、データを使って新しいことを考える人、それを見て行動を起こす人などデータに関わる人の役割が多様化してきています。
データが最新かどうか、正しく結合されているかのチェックは、水でいうところの水道局の人がやるべきことで、全員がやることではありません。役割分担が重要。

データ(分析)があちこちに点在する状況は避けなければならないので、TableauServerをたてて、DBからTableauServerにデータソースとして登録、データソースからTableauDesktopで分析、作ったVizをTableauServerにアップすることで、データの一元化を実現します。  

レポート作成や分析作業についてですが、自分で操作ができるから思いつくことということがたくさんあると思います。自分の業務や職域についてのアイデアというのは他者からは生まれにくいです。
また、Viz作成をできる人に集中すると、各所からの依頼がスタックし、スピード感が損なわれることに繋がります。

なので、レポートは業務内容をわかっている人が作るべきで、Vizを作ることに長けた人はサポートする立場(doctor)であるのが望ましいです。レポートファクトリーではなく、みんなのレベルを上げる役割です。

分析できる人やViewerが増えれば増えるほどデータドリブン文化も進みます。

自分で作りたいものは自分で作るべき
→自分の得意な分野で力を発揮する、それがデータプラットフォーム

データはみんなで共有して使っていかないと意味がありません。
同じプラットフォームに安全に使いやすい形で存在して、いろんな人が安心して使えるようになることでクリエイティブなデータ利活用ができるようになります。

データは見られるほど美しくなる

KTさんは実体験を元に下記3つの教訓を得たそうです。

教訓1
データはわかるように見せたら人を動かすことができる
教訓2
自動化できるような作業を手作業にすると廃れる
教訓3
データは見られると美しくなる

アンケートデータを自動更新できるミニシステムを構築したことで、
→コンテンツ改善とフォローアップで還元
→精度とスピード向上

視覚化されたデータは人を動かす。
アイデアを生み、ビジネスを変える

すべての人が安心して生きられる大地を目指して

データドリブンカルチャーというのはみんながデータを使ってよりクリエイティブに生きていくためにどういう考え方や選択肢があるのかということ

データがなぜプラットフォームに乗っていないといけないのか

Help people see and understand data

人は元来創造的(クリエイティブ)な生き物である

人が見て理解できるプラットフォームを用意することで、クリエイティブに自分自身がドラッグ&ドロップで知りたいことを自分で突き止める力やヒントを得ることができるというのがTableauの製品思想の根底にあるそうです。

データ原始時代
データを獲得したり、見やすい形に加工することに労力をかけなければならない世界

データ文明時代
作業者から創造者になるべき
データを使ってアイデアを膨らませたり次のアクションを起こせる人
このデータ、プラットフォームは安心して使える世界になるべき

Creator
常に新たな視点での質問を持ち、想像する
周囲の人のために有用な世界を創り上げることができる人

Explorer
常に探究心を忘れず、世界のことを知りたいと思い続ける好奇心を持つ人
Creatorが作った土台の上で探求する
ビジュアルアナリティクスのサイクルでGetData以外の部分

Viewer
一番重要
美しい数々のViewを見て心を動かし、実際の世界でアクションしていく人々
データを見て理解して結果を元にアクションする人々
ビジュアルアナリティクスのサイクルでGetDataとChoose visual mapping以外の部分
データを使う方法を知って貰う必要はある

三者(3つの役割)が同じ土台の上で役割に応じて自身が最も力を発揮できる仕事をすることで、同じ大地(データ)の上に、安心して生きられる世界になるというのが、このData Platformというテーマの結論と捉えました。

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