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DDTとワタシ①

昨今、知り合いのお嬢さんお姐さん方も体感9割BTSにハマっていて脅威なんだけど
アーミーの熱弁に返す刀で「私はDDTが...」と試合動画を布教してしまう程には
新谷は今DDTプロレスリングにハマっている。
込み上げる情動を抑え切れなくなってきたので、noteで徐々に吐き出していこうと思う。
(プロレス初心者かつ役者目線、ミーハー目線の個人的な感想です。DDT並びにファンの皆さまを貶す意図はありません。)

DDTさんとのご縁

DDTは演劇色の強い団体で、その演技面を支え続けている双数姉妹の今林久弥さんとは小劇場界のほぼ同期である。
今林さんと演劇とDDTの関係性については
早稲田系小劇場の雄・松村武さんの2006年のコラムをどうぞ。

文中の結婚記念興行を私も拝見してて、今林さんが執拗にお尻をしばかれてる記憶しかなかったんだけど
この激エモコラムで当時の感動が蘇りました。ありがとうあの頃の松村さん!

そのあと1、2回観戦したもののちょっと疎遠になり
2017年に漫画THE MOMOTAROHの2.5次元プロレス『夢幻大戦』を激励に来てくれた今林さんと再会する。

私は牛バカ丸役!畏れ多くもお芝居仕立ての解説として実況席に座らせて頂きました。
本当に拙くて、選手の皆さまには大変申し訳なかったものの楽しかった。
(稲田徹さんは影ナレーション)

ちなみに、この時今林さんは冗談めかして『ウチでやらせてくれれば良かったのに~』と言ってて
いや!マジに!!マジマジにやってほしかった!!!!むしろ今やってほしい!!!!!!

元々超豪華キャスティングで皆さま素晴らしかったけど
もしDDTさんオンリーでMOMOTAROHやるなら
樋口選手は本物のベンケーなので不動として
まりんの王子っぷりとムームーダンサーズの美女に囲まれる画が最高だった高尾選手は
最近の情緒不安定さが心配ながら超グッとくるため、今なら影幻春架をぜひお願いしたい。コックリさんやってほしい。
二重人格で明るい方の春架ちゃんは上野選手っていう二人一役ね。
まりんは多彩で攻め気なファイトとわがままステップが似合いそうなMAO選手
もしくは大鷲選手ムー国王、平田選手まりんの親子セット(このまりんは卑怯かつビーム攻撃特化型)。
キンちゃんが難しいんだよな~お顔のうつくしさとセレブ感と世話焼きキャラ的には彰人選手?
MOMOTAROHは絶対HARASHIMA選手!!!!!!すみません興奮しました、閑話休題。

で、今度は主に配信でたまに試合を拝見するようになり、プロレスわからないなりにゆるーく応援させて頂いてたところ
突如激震が走ります。

稲田徹さんDDT参戦!?

公私ともにお世話になっている声優の稲田徹さんがまっするという企画興行にゲスト出演されるらしい???
DDTは通常の試合からドラマチックで、おもしろ設定が盛られまくってるのに
更に趣向を凝らしバラエティー要素も高めたいわば『大人の文化祭』のような企画興行を精力的に行っている。
これはもう完全なる偏見で申し訳ないのだが、以前はこの企画興行を
《プロレスネタ含めあらゆる雑学に造詣が深くどんなにマニアックな展開にも粋なチャントが飛ばせる玄人肌の選ばれしサブカルおじさんだけが楽しむことを許されたシークレットギグ》
だと思い込んでいた。
なので、私ごときニワカ者には敷居が高かろうとほとんど拝見していなかったのである。

しかし、まっする5を拝見してその浅はかな偏見を死ぬほど後悔することになろうとは━━━
(前置き長いですね、すみません適当に休憩とかして下さい)

まっする(読み方:ひらがなまっする)5観戦

先に言うと
むしろ全然初心者向け女性向けだったし
正確にはマニアックネタもそこそこありつつ、初見にも見易く料理され、最後にはリアリティショーで感動すらさせる
非常に間口の広いサービス満点エンタメだった。

まっするとはレスリング歴15年以下の若手選手を中心に立ち上げられた企画で
作演にマッスル坂井氏、狂言回しにユウキ・ザ・ロック氏。
今林氏、アントーニオ本多選手などの個性派ベテラン勢が脇を固めたり腰を折ったりする。

まっする5
40年に一度開催されるプロレスリンピックを巡るお話を主軸に
2mを越える巨大な女性都知事に開会式のスタッフが次々と解雇される導入から
2.9次元ミュージカル(2.5より0.4現実寄り)
必殺技乱発(フィニッシュらんぱつ)の世界へと突入する

必殺技男子(フィニッシュだんし)の破壊力

必殺技乱発の主役、必殺技男子とはプロレスの必殺技が擬人化した神で
ライバルは、凶器として使い古されたパイプ椅子の怨念が付喪神に顕現したパイプ椅子男子
という秀逸な設定に加え

投げ技の神・思切投太郎(おもいきりなげたろう):絶対的エースながら素朴な口調と流されやすさがアンビバレンツな魅力
飛び技の神・高来辛飛光(たかくからとびみつ):妙に妖艶な敬語不思議キャラ、投太郎が好き
間接技の神・膝十字欣也(ひざじゅうじきんや):業務連絡で物語を進めてくれる物腰柔らか青年実業家
打撃技の神・野球棒振正(ばっとふりまさ):テニミュ2nd出身と言われたら納得しそうな完成されたかわいさのヤンチャBOY
丸め込み技の神・丸目込松(まるめこみまつ):チャラ男と見せかけちょっぴり苦労性なお兄さん。通販番組みたいなリアクションが味。

サプライズ技の神・不意突三(ふいをつくぞう):ピンチになると現れ華麗な技で戦況を打破したり翻弄したりする、敵か味方か?クラス感のあるSSR神

と、非常にキャラが立っていて皆さまビジュアルも良い!
そこへ我らが徹さんが「セコンド系練習生の神・セコンドッティ徹司」として入門してくる。おじさんなのに。
が、話が展開する間もなく
パイプ椅子男子の鉄砲玉ショータ・オカムラが堂に入った悪役芝居で乱入
神々による見事な『プロレス技を表すピクトグラム』の演武が行われ
そのまま徹司はパイプ椅子男子に拉致されてしまう。

パイプ椅子男子のかわいさと世界観の崩壊

何やら恐ろしげなアジトに連れてこられた徹司。
重厚なムードで登場したパイプ椅子男子理事長コクヨ・カズサダ(樋口選手)から
「先日は夢幻大戦でお世話になりました!」と身も蓋もないメタ発言が飛び出し、他の屈強なレスラーも声優・稲田徹の存在に気付きはしゃぐという、ひたすらほほえましい時間が流れ
(樋口選手は私が見たタウンホール昼の部だけキルラキルネタを多めに盛ってくれてた。いい人!)
ここからはプロレスリンピック種目というテイで
演者が考えたプロレスあるあるの『型』披露
神々の闘いに徹司がアニメっぽくアテレコする『リモートプロレス』が繰り広げられ
虚構と現実、役と中の人の境界線がどんどん曖昧になり
ストーリーもだいぶぼんやりし始め
一体ナニを見せられているんだ...?という困惑に襲われつつ
コーナーごとの完成度と面白さに引き込まれていく。

クライマックスのその先へ

遂に実況アナウンサーの村田晴郎氏までリングに上げられ、突如ご自身の熱い想いを吐露するディベートが始まり
徹司、いや稲田徹に対戦を要求する。
詳しくはこちら

もはや作劇的には掟破りどころじゃないハチャメチャさなのだが
二人のおじさんの物凄く真摯でむきだしな言葉と身体の闘り合いにわけのわからない感動が込み上げ
神々に助けられながら徹さんが大技ラストライドを極めた時にはもう涙が溢れた。
(この時もショータが持ち前の演技力でやられ役を買って出ていた、バイプレーヤーの鑑である。)

本当に拝見して良かった!!!
正直、現行のエンタメに対してどうしても心配や焦燥感が先立ち、あまり純粋に見られなくなっていたのだが
久しぶりに心から素直に楽しめた。ありがとうございます。
もしかして、そんな不安な演者に向けても『こまけえことはいいんだよ!今やれることを楽しみな!』というメッセージが込められていたのかもしれない(違うかもしれない)。
なにより
短い期間で台詞や段取りを覚え、歌と踊り、素の姿まで見せて下さった魅力的なレスラーさんたちがあまりにまぶしく
それこそ、古今東西の神話に登場する妙に人間臭い神様を愛し崇めるような気持ちになり
まっするシリーズ全部見返すぞ!と心に決めたのであった。

続きは次回の講釈で

追記:実はこの記事随分前に書いたんだけど、あまりに気持ち悪い長文なので公開を躊躇してた。先日、知り合いに読んでもらったところ「まっするが見たくなったよ」と言ってくれたので
少しでも布教に繋がるなら...と公開してみます。






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