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月末だし、やさしいパラレルワールドを考える

全世界で大勢の死亡者がでている "新型コロナウィルス" まだ収束の気配も見せず、悲劇は繰り広げられている。

今、起きている事はパラレルワールドのようだ。

コロナが出てきて生まれた別の未来。コロナに連れてこられてしまった別の未来。

私も本当なら今週の日曜に、バドミントンの全日本シニア選手権の東京予選に出場していたはずだった。3ヶ月前はみんな別の未来で予定を立てていた。今年の4月は別の未来感。みんな感じているパラレルワールド感。コロナが生まれた別の未来を生きている人類感。アフターでもウィズでもないパラレルコロナ。

これは少し切ない物語だ。

経済状況も命の問題も暗い話題は有り余っているから、そこは今はお腹いっぱい。今もこれからもヤバいのはみんな知ってる。今回は触れない。

この状況があったから、良くなった事や明るくなった事もあるかもしれない。そういう思考で文書を書いていこうと思う。

もし普通の暮らしが続いていたら、出歩くのが好きなAさんは交通事故に遭っていたかもしれない。自粛で外出しなくなったから交通事故にあわなかった未来にいるのかもしれない。

もし普通の暮らしが続いていたら、スポーツが趣味のBさんは、競技で大怪我を負ってしまっていたかもしれない。自粛で運動できなくなったから大怪我しないで済んでいるのかもしれない。

もし普通の暮らしが続いていたら、Cさんは仕事のストレスで自殺していたかもしれない。自粛で自宅勤務になったから救われている人もいるかもしれない。

もし普通の暮らしが続いていたなら。そういう世界があったなら。みんな幸せだったのだろうか。ビフォーコロナの暮らしに満足はしていたのだろうか。飽きてはいなかったか。どこかでこの世界が一変する出来事を求めていなかっただろうか。不平不満もたくさんあったはず。

逆にこのパラレルワールドにきたから良かった事はないのだろうか。

あると思う。

家族がいて良かったなあと思っている人とか。信頼できるパートナーがいて良かったなあとか。この会社に所属していて良かったなあとか。つらい状況でしか発動しない感じられることとか、染みるような想いが人にはある。

ご飯をおいしく食べる一番の方法は、何も食べないでいる事だし。

一番気持ちよく寝る方法は、ずっと眠らないでいる事だし。

生命の危機が身近になったからこそ、命について深く考えるようになったし、命を大切にするようになったと思う。命に対してのリテラシーがはるかに向上した。この進化は日本人のアップデートだ。

今の世界だから、明るい未来に切り替わった人もいる。

そんな明るい事を、月に1回くらいは考えてみても、発信してみてもバチはあたらないと思う。

できる人ができることを精一杯やる。生を燃焼させる。そんな想いで毎日過ごしていきたいと思うし、溢れた熱が利益に転換されていろんな人に行き渡る。

そんな風に今回の危機を乗り越えていきたい。

思い出してほしい。と思う明るい未来を。今思い描こうと私は思う。

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