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事実だけを見る、のはなぜ難しいか?

こんにちは。

日本身体管理学協会事務局の新美です。

本日もnoteをご覧いただきありがとうございます。


『事実だけを見ろ』

世間では当たり前のように言われることではありますが、

実際には簡単なようで非常に難しいことだと言われています。

また、だからこそ、そう言われているのかもしれません。

人間は大人になるにつれて、見たものを無意識に『意味付け』し、

何かしらのバイアスをかけて状態で目の前のものを捉えるようになるそうです。

それ自体は本来、脳のメカニズムから言うと省エネ化するために行うそうで、

いちいち見たものを初めて見た時のように捉えていたら大変ですから、

同じようなものを見た時に、「これは前に見た、あれと同じ〇〇だな」と

頭が勝手に判断し、それによって思考を省エネ化するようにできているとかいないとか。

例えば、今私がパソコンでこれを書いているテーブルの上には、

花瓶に花がいくつか挿してあります。

その中にはバラがありますが、本来バラと一括りに言っても、

その姿形はさまざまで、一本として同じものはありません。

ただ、バラという記号でそのものを捉えた途端、

私はそれをバラと判断し、それ以上そのバラについて本当の意味で『事実を見る』と言う行為は

行わなくなります。

今、私はバラを意識的に見ているため、まだここから観察する余地は残されていますが、

現実の世界では、目の前を通り過ぎる多くの物事が、

このバラと同じように記号化され、無意識のうちに意味付けされていることかと思います。

目の前の事実だけを捉える、

いや〜、実に難しい、難しい。




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一般社団法人日本身体管理学協会
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