日本コメディにあって、ベトナムコメディにないもの。

毎日、日中は暑いんですが、朝、夜は本当過ごしやすくて、快適です。
この気候だけでもこの国に来て良かったと思える毎日です。
しかし、仕事をやっていると良かったと思えることばかりではありません。
この前も、朝の10時に音リハに行って、30分ほどで終え、本番が19時だったので、18時ぐらいに入ると、リハをもう一回やってくれと言われました。
「何で?」と僕らが聞くと、
「朝のスタッフと夜のスタッフがシフト交代したから」だそうです。

朝来て、リハした意味は?!
その伝達やってくれないの?!
まじかい!?

そんなことが多々あります。

でも、そもそも僕らみたいなコメディスタイルが珍しいから、こんなことが起こるのかなっとも思ってます。音響使って短いショートコメディショーをやる人なんていませんから。
前にも言いましたが、ベトナムは、新喜劇のような役者か、MCがコメディアンと呼ばれている人、コメディアンとして食えている人です。
よって、イベント、営業などで、演目として呼ばれる人は、ほぼほぼ歌手です。
(日本なら営業の王道は、歌手、アイドル、芸人、モノマネ、大道芸など他ジャンルあります)
ベトナムのイベントでは、全体を仕切るMCはコメディアンだったりしますが、彼らは、客いじりや、ちょっとしたエピソードを話す感じで、ネタをやる感じではありません。

つまり、僕らみたいなネタをやる人間はこの国に皆無で、ベトナム人スタッフの音響にとっては、初めて過ぎて、リハをやって欲しいと思うのかも。。。っと思ってしまったんです。
(口伝えでは怖いと思ったのかな)

日本のコメディのフリップネタもないし、歌・リズムネタもないし、あるあるネタもないし、一発ギャグもないし、モノボケもないし、大喜利もないです。

ない理由は前の記事にも書いたので、ご参照下さい。

それと、これもないのかーっと衝撃を受けたのは、「かぶせ・天ドン」がないことです。
一度ウケたボケを、違うフリでまた出すことですね。
同じボケはすぐ飽きます。
さっき見たじゃんってなるんです。
(そもそも、漫才などでやる時も技術や構成が上手くないとウケないので、他言語でやること自体ナンセンスな気もしますが)

このように、新しい概念をこの国に知ってもらおうと必死こいてます。
皆さま是非是非、応援よろしくお願いします。
それでは、また次週。


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