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髪切ろうぜ!ーうつと気分転換

外出がしんどい今、何とか対処せねばと以前紹介した書物を読んだり、就労支援センターで受けたプログラムの復習をしたり、と自己管理と自己分析の最中の私。
今日は午後から個別訓練でのセンター通所。いつものようにぼさぼさの髪をひっつめて一つにくくり、ありあわせのよれよれのシャツ、7分丈のナイロンパンツ、適当に選んだショートソックスにいつものスニーカーで出勤。今日は無事に通所出来たなと入口の姿見を見て一言。
「きったな…」
障害者向けのセンター通所に服装規定がないとはいえ、あまりにもみすぼらし過ぎないか私。他の女子は最低限おしゃれしたり、メイクしたりしてるというのに何この体たらく。しかも履いてるパンツは「楽そうだから」と男性用のトランクスを買ったはいいが、太ももがきつきつでハサミで裾を縦にスリットとして切ったもの。いくら何でもみじめ過ぎないか?
そりゃ、こんな外見じゃ気分も上がらんわなあ。

ところで最近、日中は日々暑くなり、夏が近づいてきたなあと感じる。この時期になるといつも、自分の毛量の多さに困るのだ。頭部の風通しの悪いことと言ったら。しかも今、更年期障害特有の顔のほてりもあって、ちょっと動いただけでも顔の汗が酷い。6月初めなのにもう汗拭きシートが手放せない。ひっつめで一つにまとめた髪をさらにお団子状にしながら、ふと思った。

髪を切ろう

毎年この時期は、来る夏の暑さに向けて髪を切りたくなるのがここ最近の傾向だ。しかも7月から8月にかけて、暑さのために外出を控えて下さい、なんて警告も出るようになった。令和に入ってから、夏がとんでもなく不便になったね。温暖化現象…と地球の心配もしつつ、今は自分の心配が大事だ。

というわけで、今日は美容院に行って髪を切ってきた。

美粧館へ行ってきた。

今、そんな安いところで髪切ってんのかよ、と笑った貴方。そんなわざわざ書くんならオシャレな美容院紹介しろよ、とか思ったろ。なめんなよ。

オシャレな美容院で髪切ったところで、ブローが面倒くさいんだから、美粧館で十分なんだよ私は。予約いらんし、コスパ良いし。

で、どうせ切るなら、と人生初めてのツーブロックに挑戦した。

最近は女性でもツーブロックが流行っているらしい。一見、普通のボブなのだが、髪をかき上げると、もみあげから側面あたりがすっかり刈り上げ、というお姉さんが多いらしい。暑いもんね、最近の夏。

私の場合、背中の真ん中あたりまで伸びた髪を肩まで切り、もみあげから側面、襟足部分を3分刈りしてもらった。残した長い髪はパーマをがっつり当てて、一見パーマのきついボブ。ふんわりニュアンスのオシャレパーマじゃなく、根元から数センチ離れたところからがっつりチリチリに入れて貰った。

自分の顔を上げるわけにはいかないので、自分に似た髪型の有名人の画像を例えに出そう。


鉄道写真家 中井精也さん

この髪型にサイドから襟足にかけて刈り上げが入ってると思って欲しい。

ちなみにこの方のレギュラー番組、『中井精也の絶景!てつたび』父が好きで一緒に見てるのだが、いいぞ。心が安らぐし、この方の撮る写真、ハッと美しく感じるものから、しみじみと趣を感じるものまでいろいろある。鉄オタじゃなくても楽しめるので、鉄道はもちろん、写真に興味がある人、写真の技術に興味がある人は特に一度観てみてはどうだろうか。おすすめだ。

まあ、ふとっちょがパーマ当てたらこうなるわな、の典型だが、ここにツーブロックを入れることで、髪が軽い、とってもスッキリ。すごく涼しい。
今まで「髪を梳いてください」と頼んでは、しばらくして「暑い」を繰り返してたが、この髪型ならひと夏を過ごせそうだ。
しかも、ツーブロックがしっかり見えないようにパーマを当てた長い髪で隠しているので、ベリーショートみたいに、こまめに美容院に行く必要は無し。冬は不揃いでも見えなかったらええかな、って感じで(伸びたらどうするんだろ)、私の様な横着な人間でも、手軽にできる夏のイメチェン。

心も軽くなり、ちょっとだけオシャレしよう、という気が向いた私は、家に帰ってから、タンスの中を確認した。買ったきり一度も履いてないパンツが数枚あった。面倒くさがって、洗濯が終わった服をまた着るという繰り返しで出番の無かったタンスの中の服たち。今年の夏は着ようじゃないか。ハサミを入れたトランクスはごみ箱に捨てた。

髪を切るっていいね。ツーブロにしろとは言わんが、ちょっと短くするとか、カラー入れてみるだけでも気分が入れ替わるぞ。気分転換の為にお高めの美容院を選ぶのは敷居が高いと思うので、私は美粧館をおすすめしたい。
カット、バリカン(技術がいるらしい)、パーマにシャンプーで4500円という安さ。常に流行りの髪型を取り入れたい!ブローもちゃんとするし!という人には不向きだと思うが(美粧館ではハイライトなど扱えない技術もあったりする)、私のように基本がずぼらで、多少放ったらかしにしても平気という人間にはおすすめの価格帯だ。

大事なのは「また行こうかな」と思える気軽さ。
下手にハードルを上げず、自分の懐に合わせた美容院はひとつ見つけて良いと思う。
安い=下手の時代は終わった。安い美容院でもそこそこ腕がいい人は結構いるのだ。価格上、取り扱えない技術が存在するだけで。
昔、カット5000円の美容院でカットミスされた経験がある私からすれば、高ければいいだろう、という意識はない。安くても、自分に合えば、それでいいのだ。

今年の夏も暑いらしい。気分転換に、髪を少し切ってみてはどうだろうか。


ちなみに許されるなら、これぐらいツーブロ入れたかった。



新しい学校のリーダーズ RIN(画面左端)

今気になってる4人組。昨年の紅白のSUZUKAのパフォーマンスが特に良かった。枠に収まる気が微塵もない攻めたスタイル、いいよね。

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