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「学び」のこれから/第2回

みなさん、こんにちは!
「学びのこれから」を担当するファシリテーターの北澤、横山、山本です。

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今回は、11月24日に開催された、テーマ⑥「学びのこれから」の内容をご紹介したいと思います!
第2回は、前回に引き続き学校教育からシニアの学び支援、生涯を通じた学びまで、人生における様々な段階で学びに携われ、ご活躍されている方々にご参加いただきました。

今回のテーマ議論の問いは…
「学び続けるために必要なこととは」です!

この問いかけをもとに、参加者の皆さんと意見を交わした内容を、大きく3つにまとめてみました。

(前回の振り返り:コロナ下における学びの変化とは…)

★学びのあり方を再考するきっかけとなった
★学びとは「ありたい自分」になるための探求
⇒そのために何をすべきか。
★学びにおいて大事なものは、学ぶ気持ち、学び続ける面白さを見つけられるかである
⇒学び続けるために必要なことはなにか、どういう環境が必要か。

①学び続けるための前提:何のために学ぶのか⇒ありたい自分をどう思い描くか

● 何のために学ぶのか、学ぶ意義とは?(いくつになっても)
● 何歳になっても学び続ける姿勢を持ちたい。子どもが余白を持てることが大切。子どもだからこそ作れる価値がある。
                        学び⇒余白を持つこと
信州の外にも可能性は沢山ある。県外、海外に積極的に出てみてほしい。
● 子どもの留年があってもいい。子どもたちの教育にも様々な選択肢が必要では?
                        学び⇒可能性を拡げる
● 自分の頭で情報をデザインして活用できる基礎学力が重要。
● 学校から離れても(大人になっても)学び続ける自主性が大切。
                     学び⇒自主性・主体性を養う
● 自分に足りない部分に気付いたとき、好きなことをやっているときに「ありたい自分」というものが見えてくる。
● いろんな人に会ったり、いろんな場所に行ったり、いろんな出会いによって見えてくる。
⇒自分で情報を取りに行く、人に会いに行く、これが「ありたい自分」の見つけ方(自然に見えてくることも)                  ● ただし「ありたい○○」という言葉を使うことに抵抗感がある。


②学び続ける人たちとは

● なんでも楽しめる。その感覚が身についている。
自分事にできる。自分の興味関心がある分野に結び付けられる。
● 小さい頃の成功体験を価値づけてもらった経験、褒められるということ
● いったん火が付くと、学びのサイクルがぐるぐる回る。
● 課題が次から次へと生まれてくる。


③学び続けるために必要な、場づくり(地域全体)、関係づくり(大人と子ども)

大人と子供が接点を持てるような学びの場を作る。例えば、子どもの1日職場体験やインターンシップ。リアルな職場を体験することで、子どもも「社会に出たらどんな知識やスキルが必要か」を考えるきっかけになる。
地域全体が学びの場になる仕組みづくりを進める。学校の外側の学びの場の充実が必要。また子どもたちに対する公平な学びの機会の提供のためには、お金のありなしで壁を設けるべきでない。
⇒スタディクーポンの発行による家計支援、企業がお金を出して子どもの学びの場づくりを支援、学校外教育をコーディネートする仕組みを構築
● 年長者→年少者に提供する学びだけではなく、年少者→年長者に知識・経験を提供することもできるはず。大人が子どもに学ぶこともある
● 子どもから大人にあげられる価値はなにか。逆に大人から子どもにあげられる価値はなにか。これを意識して問い続けていきたい。
● 人、場、物事、学びに関すること全てを選択できるようにする。

★会議のポイント

大人も子どもも教えると教わるが入れ替わりながら、学ぶ場をどうデザインするか。学び合い、問い続ける姿勢こそが大切。まさに探究。学校教育の話が多く出ているが、大人の学びとも通底する。
(コメント:総合ファシリテーター 瀧内貫)

総合ファシリテーターによる 第2回の全体まとめはこちらから


〈信州これから会議 ご意見募集〉
ワークショップには参加できないけれど、ぜひ自身の声も届けたい、発言したいという方は、ぜひコメントにてご意見をお寄せください。
ワークショップの参考とさせていただきます。
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※投稿いただいたご意見等に個別に回答は出来かねますので、予めご了承ください。

【第2回のワークショップを終えて】

北澤

北澤 淳長野県 県民文化部 県民協働課
今回はファシリテートの補助をしつつ、一参加者として議論に参加してみました。「“ありたい”って言葉、実は好きじゃないんだよね」とか「見つけるものじゃなくて自然と見えてくるものだよね」とか、「そうきたか!」という観点が盛りだくさんで、とても楽しい刺激をいただいて。こういう出会いがまさに“学び”なんだな、と実感する時間でした!            そして次々に自分の中に「なんでだろう?」「ではどうすればいいんだろう?」という疑問とか問いのきっかけが生まれてきたので、次回ももっと突っ込んで話をしてみたいと思ってます!

横山 学び

横山 紗央里県立長野図書館
今回は参加者それぞれが携わる現場によらず長いスパンでの学びを考えるために、「人生100年時代の学びのあり方」について最初に問いかけました。当たり前になりつつある教育システムや人と人の関係性における”無意識”を考え直す時間もあり、気づきの多いディスカッションになりました。   次回は、いよいよ最終回。今回の議論で出た視点をもとに、さらに踏み込んで自分ごとして話し合い、「自分は学びの現場でどんなことができそうか?」「自分自身の学びとどう向き合おうか?」を考えていけたらと思います!

山本

山本 美彩子長野県 企画振興部 地域振興課
今回も参加者みなさんの多角的で多彩なご意見をもとに、充実した議論の時間を過ごすことができました。ファシリテーターとして想定していた何倍も深く、幅広いお話が飛び交って、まとめるのが難しかった!でもとってもおもしろい!!私自身、このこれから会議が自分の「学びの場」であることを実感しながら、8割は楽しみながら、2割は必死に!頭をぐるんぐるん回転させて参加しました。

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