投資家と言う名の寄生者道を究める

金融を学ぶことは、政策運営する立場でない場合、お金のやり取りから上澄みを掠めとる寄生虫的生き方を学ぶことになりやすい。あるいは逆に生き血を吸われにいくカモになること。私を含めた凡庸な人間は、真面目に働くことがまず基本。金融教育は「甘い話に惑わされるな」ならよいかも。

https://twitter.com/Kenta_Fujimaki/status/1527268808393535488?s=20&t=SX7XG11GD0FBBewnZ__o4Q

なお、三角関数は斜面を転がる勢いとか電流の波形とか、ものづくりに直結する内容。額に汗して働く人のための学問。

金融教育は、そうした働く人たちから株主としてお金を掠めとる悪知恵を教える寄生虫的ノウハウを教えることになりがち。

後者ばかりだとろくでもない世の中になる。

政策運営者は、真面目に働く人達が寄生虫のカモにならずに済むよう、社会システムをうまく構築し、寄生虫が支配的にならないように注意する必要がある(寄生虫は必ず発生するものなので完全撲滅は諦める)。金融教育を施すとみんなが寄生虫になりたがる。私は大いに疑問。

金融教育を語る人は、どうもアングロサクソン(イギリス、アメリカ)を無意識のうちに憧れ持ってるのかも。特にイギリスは金融がうまい。東インド会社に投資して儲けたり。ちなみに、東インド会社はインド経済を崩壊させ、イギリスの植民地にし、インドの富を吸い上げた歴史をもつ。

20世紀に入っても、イランの石油を売って儲けてイランには10分の1しか利益を渡さない構造を続け、怒ったイランは石油会社を国有化。すると民主主義政権を崩壊させシャーによる独裁を促し、石油利権を守る手段に。それもこれも、金融で利益を掠めとるイギリスの投資家と企業を守るため。

イギリスは金融先進国だけど、いいのかな、それ?と思うことしばしば。金融で儲けるということは、働く人の上前をはねること。その上前のハネ方が、働く人にもお金が行き渡るようにする欲の薄いものなら大いに結構だが、働く人からたくさんむしり取ることになりがち。

わずか1%の富裕層が世界の富の四割を握っているという。体重60キロの人に24キロのダニがくっついてる格好。血液を作ってもかなりを寄生虫に吸われてる状態。息も絶え絶え。

こんな状況で金融教育を施すなら、いかにして寄生虫に寄生虫の分をわきまえてもらうかを教育した方が健全だと思う。

自然界にも寄生虫がいるのだから、寄生虫にも生態学的な役割があるのだと思う。だから全滅させることには反対。けれど、寄生虫には適正サイズがあるように思う。度を超したサイズにならないようにするのが、政策運営者の務めのように思う。

投資の寄生虫扱いに反発する人がいると思うので、補足。投資は投資で役割があるように、寄生虫は寄生虫で役割がある。腸内細菌は寄生者の一種だけど、私たちの健康を保つ重要な役割を果たす。腸内細菌いないと自己免疫疾患が増える。寄生虫いないとアレルギー起きやすい。寄生虫も生態系の大切な一員。

投資家はぜひ、社会の腸内細菌になって頂きたい。宿主の健康を保つ重要な役割。

昨今の投資家のありようは、生き血を吸いすぎて宿主の体力を奪うもので、宿主を殺しかねない。

ぜひ、腸内細菌のように働き、もちつもたれつの関係を築いて頂きたい。

投資家の方はこの本を読んで、寄生者道を極めて頂きたい。寄生者は寄生者の立派な生き方がある。ぜひ腸内細菌になってほしい。投資家などのお金持ちが憎い人はこれを読んで、寄生者にも役割があり、適正サイズならむしろ社会の健康に益することを冷静に受けとめて頂きたい。

https://www.amazon.co.jp/%E5%AF%84%E7%94%9F%E8%99%AB%E3%81%AA%E3%81%8D%E7%97%85-%E3%83%A2%E3%82%A4%E3%82%BB%E3%82%BA-%E3%83%99%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%82%B1%E3%82%B9-%E3%83%9E%E3%83%8E%E3%83%95/dp/4163900357

昨今の投資家は、生態学でいうところの片利共生(寄生)。自分の利益が増えるなら、宿主である労働者がやせ衰えても気にしない振る舞いが多かった。

ぜひ、双利共生を。アーバスキュラー菌根菌は、植物に寄生して栄養を吸い取る代わり、リンを土からかき集めて植物に与える。リンは不可欠養分。

もしアーバスキュラー菌根菌のような生き方を投資家がしてくれたら、双利共生バッチリ。むしろアーバスキュラー菌根菌さまさま。しかもアーバスキュラー菌根菌は、植物を弱らすほどは貪らない。寄生者道を究めた存在。こうなると寄生者というより共生者。

投資家は、片利共生という寄生者の生き方から、なるべく双利共生の共生者の生き方を選んで頂きたい。

寄生者、共生者には存在意義がある、とみなが思えるように、ぜひ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?