株主資本主義の復活はナチスと共産主義の復活を招くかも

どうもコロナが終息の気配を見せているためか、株主資本主義のどこが悪い、という風潮が息をふきかえしている様子。岸田首相が「資本所得倍増」をイギリスで言い出したのも、米英アグロサクソンに、株主資本主義を守ると宣言することが求められたのかもしれない。しかし今度、株主資本主義に戻ったら。

次は確実に、ナチスか共産主義のような「株主憎し」な勢力が台頭することになるだろう。戦前も、資本家の労働者に対する搾取がひどすぎてナチスや共産主義が台頭した。この2つの思潮は、金持ち憎しで共通し、どちらも金持ちから全財産を没収し、ときに虐殺した点でも共通している。

私はそんな凄惨な世の中になってほしくない。だから、もっとマイルドな、ケインズ的な再配分を重視したシステムの採用が、どの社会階層にも幸せだと感じている。しかしどうも、株主資本主義が大好きな人たちは、油断が始まってるらしい。非常に危険。

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