シンデレラ製品事例 古典編 民生品 トランジスタラジオ
ドラッカー教授の1964年の著作で紹介された事例です。
真空管ラジオとトランジスタラジオ
トランジスタが開発されて1920年代
真空管ラジオは、全盛期でした。
12本もの真空管を使用したラジオは
存在感があり、家庭の文化を伝える王様でした。
各メーカーは、工夫を凝らして
いかに高級そうに、重々しく、壮大に見えるのに
注力していました。
その頃
トランジスタが開発されました。
トランジスタをラジオに使うと
軽く、コンパクト、しかも消費電力が少なくなることは
真空管ラジオ関係者は、理解していました。
トランジスラジオを商品化すると
今の売れ筋の、利益率の高い
真空管ラジオが売れなくなる
作っている従業員も失業する
もうしばらく
真空菅ラジオでも受けた後に
トランジスタラジオを販売しよう
それからでも遅くないだろう
そう判断したんでしょうね
そこに参入したのが
真空管ラジオを作っていなかった
東京電気
今のSONY
あっという間に
世界中でトランジスタラジオを
流通させました。
今に主力製品は、いつかは
過去の製品になる事例ですね
それも
あっという間に
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?