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少数精鋭でも右肩上がりに成長!業界の常識に逆行する、新生都市開発のチーム戦略

新生都市開発株式会社 代表取締役の永尾です。おかげさまで、新生都市開発は創業から11期目を迎えました。ですが、現在の従業員数は7名と、決して多くはありません。私自身は「売上高100億円」という大きな目標に向かい、日々歩みを進めているところですが、あえて多くの従業員は雇い入れないようにしています。なぜ、私たちが少数精鋭の組織であり続けているのか、今日はその理由についてお話します。

業界の通説に逆行する、少数精鋭チーム

会社を創業した1年目、私は自分一人で仕事をしていました。物件情報の収集・調査から始まり、クライアントとの打ち合わせ・入居者への退去交渉と、日々東奔西走していました。しかし、自分一人のマンパワーに限界を感じ、2年目以降は少しずつパートナー(社員)を増やして現在に至ります。

とはいえ、顧問や事務員を除くと、実質的な戦力は7名中4名。それでも、もうすぐ売上12億円に到達する見込みです。

一般的な不動産会社は、数多くの社員を武器に、ローラー作戦で売上を取りに行きます。例えば、決まった地域の隅から隅まで電話をかけ、アポイントが取れた順に営業していく。ローラー作戦は取りこぼしのない営業方法として知られていますが、時間と労力がかかるため、潤沢な戦力が必要になります。

そんななか、主戦力4名のチームで奮闘する私たちは、業界の通説に逆行していると言っても過言ではないでしょう。なぜあえて従業員を増やさず、少数精鋭のチームにとどめているのか。その理由は、「パートナーとの対話を重視しているから」です。


多くの従業員を雇わない理由は、業界への義憤

私が以前勤めていた不動産会社は、部下が上司に意見できる環境ではありませんでした。上司の指示に納得できなかったとしても、黙って従うことを求められたのです。私は自分で会社を立ち上げる際、「絶対にそんな組織にはしない」と固く決意していました。

対話を通して相互に目線を合わせ、同じゴールに向かって進む。そんな会社こそが私の理想でした。ですが、一人ひとりとじっくり対話しようと思うと、どうしてもそこまで人数は増やせません。でも、それで構わないと思っています。

「パートナーが仕事の進め方に迷うとき、私や同僚との対話をきっかけに、解決策が生まれたらいいじゃないか」

そんな想いもあり、いつでも対話しやすいよう、環境作りを意識しています。例えば、社内ではいつでも・誰とでもプライベートな雑談がOKで、私自身もパートナーと何気ない会話を交わすようにしています。雑談は互いの人となりを知る機会になり、関係性も構築できます。そうした下地を作ることで、お互いが気軽に相談しやすくなるのではと感じています。


人数は少なくても、信頼できる仲間と働けるのが一番の幸せ

少数精鋭であるがゆえ、経営する上で大切にしていることが一つあります。それは、「絶対に完璧を求めない」ことです。従業員のみなさんには、「自分ができないところを補ってもらっている」という感覚でいます。自分が完璧にできない以上、それを人には求めません。一生懸命取り組んだ上での結果なら仕方ない。 失敗から学ぶことも、たくさんあるはずです。

私は心から「一緒に仕事をしたい」と思う人に声をかけ、これまで仲間を増やしてきました。そんな人たちとともに働けること自体がありがたく、この方針は今後も変えるつもりはありません。人数は少なくとも、互いに信頼しあえる仲間と仕事ができる。これこそが、一番の幸せだと実感しています。

私はいわゆる一般的な不動産会社のやり方には、なじめない人間でした。だからこそ、私は異なる組織のあり方で、経営を続けています。大好きな不動産の仕事を、自分の思う通りのやり方で、必ずや成長させてみせる。その想いを仲間と共有しながら、これからも突き進んでいきます。

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