カウンセリングルーム栞

心理と福祉について、つらつらと書いていきます。 ただの心理屋です。 #公認心理師 #…

カウンセリングルーム栞

心理と福祉について、つらつらと書いていきます。 ただの心理屋です。 #公認心理師 #心理学 #福祉 #精神疾患

最近の記事

実践としての福祉と心理 第1章 心理職としての関わり方 1-1枠の重要性

福祉施設として、枠には大まかに2種類ある(囲いのようなイメージというものか、バリケードのようなイメージ)。 端的に言うのであれば、 枠とは守られた空間のことである。 1つは福祉施設全体を 一つの枠としてとらえることである。 これは事業所、グループホームにおいて共通する点である。 ホームであっても事業所であっても、 利用者様が施設という守られた空間の中で 生活や技能の取得が得られる場所を指す。 その大きな枠の中に もう一つ心理師と利用者様の枠が存在するように思われ

    • 実践としての福祉と心理:はじめに

      筆者は福祉施設で働いている心理師である。 福祉施設といえど、施設にはあまたの種類がある。 筆者が従事している(いた)施設は グループホーム、就労継続支援B型事業所である。 どちらも精神がメインである。 筆者が思うに、福祉施設において生活支援員(心理職)の立ち位置は あまり明確化されていないように思われる。 心理職としての要素というよりは生活支援を主とした業務がメインになる。 加えて、状況により心理師としての要求がある。 ここには生活支援員、心理師としての業務に乖離が生

    実践としての福祉と心理 第1章 心理職としての関わり方 1-1枠の重要性