「コミュ障は就職困難」ということを高校生以下に周知すべき

文系就職では、8割の企業がコミュニケーション能力を最重要視する能力として求める。

要するに「コミュ障は就職困難」だということだ。

しかし、これは高校生以下には周知されていない。

大学進学するときに読むような媒体で、
「将来の就職」について触れられているのは大体理系職(特にわかりやすい医療系)
文系職の将来はせいぜい大手企業への就職率くらいしか触れられていない。

比較的規制が少ない個人のYouTubeやブログ等ですら、
「文系就職では8割の企業がコミュニケーション能力を求めるから、コミュ障が文系に行ったら詰みだよ!」
と言ってるのをほぼ見たことがない。
質問系サイトにならごくまれにあるけども。

しかし就職関係サイトや社会人が読むことを前提にした媒体(ブログを含む)では普通に触れられている。

かつて都内某所に、
小さいころからある夢を志し、有名中高一貫から難関大学へ進学した男がいた。
しかし、彼は友達が少なく、現代風に言えば「コミュ障」だったと思われる。
目標とする業界の就職試験を受けるも「すべて落選」
ヒキニートになり数年後、かつて落とされた企業を襲撃することになる。

という動画をたまたま見た。

もちろんやったことは決して許されない。
しかしこの話で考えさせられたのは、
「子供の時は勉強すれば報われるという風に子供も親も思い込みやすい」
「でも、コミュ障が勉強をしたところで報われることは基本的にない(特に文系)」
→それに気づくのは就職に落とされてから

というのは普通に厳しいなと思った。
小4からの青春を勉強にささげて10年以上。結果最後にフられるのだから。
「勉強したら選択肢が広がるっていったじゃないか!」
ってなるのも無理はない。

類似事例として、色覚障害の方が学校での検査が廃止されたことによって進学まで気が付かずに防衛大学校に行けなかったケースなんかがある。
この場合は「知らなかったせいで直前になって人生の選択肢が少ないことに気が付いた※」ことが問題視され、確か検査は復活されたはずだ。

それだけ知らされてないということは残酷なことだ。

※それでも(学校での検査廃止後の世代で)就職できないのは軍や警察、色を扱う仕事等一部業界に限られるので、普通のサラリーマンを目指す大半の人は問題なかったと思われるが。
コミュ障は全業界で不利なので、それよりも深刻だと思う。

まあ、この事実を広げすぎると、報われない文系を回避したコミュ障医師が増えすぎる可能性があるんだけどね
就職面接よりは医学部の面接のほうがまだユルいため突破できる高学歴コミュ障もいる。
それがだめでも、薬学部なら面接すらあるところは少ない。

文系コミュ障が詰みやすい理由は「不利であることを知らないまま」文系就職戦線に突っ込んでしまうことにある。
大卒引きこもりに多いのは文系コミュ障だと思われ、だからこそ救いようがない。
よく言われやすい、Fラン大はハナから不利であることを知っているという点でまだマシなくらいだ。(本気で難関大生と同じ土俵で戦えると思ってるFラン大生は少ないと思われるので)

僕もこの事実を知っていれば仮面元の文系大学に入学することはなかったと思う。
最初からわかっていれば違う選択をする人も出るんではないかな。


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