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ありがとう

お世話になった牛たち3頭の出荷。

毎日美味しいミルクを出してくれたから、沢山の人がソフトクリームを喜んで食べてくれたり牛乳を飲んでくれる。
ありがとう。

病気や死亡する牛もいる中、出荷まで健康に飼えたことが生産現場にとっては喜びです。
彼女たちのお肉を僕らの命に繋ぐことができます。
販売現場側としてはお肉が足りていなくてコンビーフもジャーキーも欠品で次に仕込むミートソースのお肉も無いのでこれでお肉が確保される。
丸々一頭はレストランさんでの熟成肉になる事も決まっている。

酪農という仕事は日々命と向き合っていることを痛感する。
世の中が乳製品やお肉を必要とする限り現場に立って牛の命と向き合う仕事が必要なわけで、
牛が好きだったり酪農という仕事が好きだったり牛の命を価値にできる人間がここに立っている。
なので牛が好きなことと牛を出荷するという感情は矛盾しない。

牛たちも、責任持って命を預かっているスタッフたちも、乳製品を喜んでくれるお客さまも、ありがとう。



そんな牛の出荷後、Abemaの議論を聞いてモヤっとている。
表現の問題とヴィーガンの議論が混ざっていること、ヴィーガンの中でも複層に分かれてる議論がごちゃっとなってる感。結局は二項対立になってしまう。

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