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心理カウンセラーの人間学【両極端な性格が共存する】

皆さん、素敵な時間をお過ごしでしょうか?

人は不思議なもので心の中はいろいろな感情が共存しています

例えば

前向きな自分と後向きな自分

積極的な自分と消極的な自分

繊細な自分と鈍感な自分

のように両極端な性格が共存しています

おそらく、割合の大きいほうの性格を自分や周りの人は、その性格と認識していると考えられます

しかし、例えばですが完全に前向きなポジティブ人間はいてるでしょうか?

もし、そんな人がいてると「大丈夫、大丈夫」といってリスクを考えずに、ただひたすら周りを見ずに突っ走っていきますよね

前向きな人でも「こうなったらどうしょうか?」と考える、後ろ向きな性格があることにより、リスク回避や対応に先回りして考えることができます

このように

両極端な性格が存在している

これを理解しているだけでストレスが軽減されます

なぜなら、この両極端な性格が心の中を揺れ動かして、不安定にさせるからです

例えば

前向きな自分は何がきても怖くないという感じでどんどん挑戦していきます

挑戦することにより楽しくなります

しかし、たまたま上手くいかずに失敗したとしましょう

その失敗が続いて気分が後ろ向きになってきました

すると後向きな自分が出てきて、「何をやっても無理だ」という気持ちになったとしましょう

そんな落ち込んでるいる状態から、前向きな性格に無理やり戻ろうとするとかなりの負荷がかかります

でも「自分は前向きな性格だから」ということで、なんとしてでもそっち側にいこうとします

こうなると後ろ向きな性格から前向きな性格に戻ろうとするので振り幅が大きくなります

しかも、無理矢理戻ろうとするのでかなりのエネルギーも必要です

この振り幅が大きさと負荷がストレスになります

これは、人は自分や他人を〇〇な性格とした枠を決めたがるためです

そう決めることで自分や他人をよく理解していると思いたいからです

なので、その反対側の性質を認めたくなかったり遠ざけようとします

「自分は明るい性格だ」

「自分は前向きな性格だ」

という一片だけを自分と思いたいのです

しかし、そんな人は単純な生き物ではございません

普段は明るい性格の人でも、嫌なことが重なったりなにをしても上手くいかなかったりすると、やっぱり暗くなる時もあります

普段、前向きな性格の人も同じことが言えます

ようは自分で自分を決めつけているのです

それ以外は自分ではないと思いたい

なので、自分の決めた性格を正当化する理由を探して、それを肯定します

これは「自分は人付き合いが苦手だ」や

「後ろ向きな性格だ」というネガティブな場合でも当てはまります

この性質を正当化したいので、気分が良かったりポジティブな思考になったとしても否定して、ネガティブな思考を肯定する理由を探します

こうなると、余計に反対側の性格が出てきた時に反動が大きくなり、悩まされてストレスを感じます

これが続くと自分を見失い、自分がわからなくなり情緒不安定になります

なので、この枠決めをしていることから抜け出しましょう

もしかすると自分で決めつけているかもしれませんし、他人に言われて思いこんでいるかもしれません

例えば、「あなたは社交的ですね」という人がいてたとします

しかし実は、内向的な性格なのですが、たまたまいらっしゃた人が話しやすい人だったのですが、その場面をみて「社交的」と思ったのかもしれません

その印象だけで性格を決めていることが多いにあります

そういう事なので、できるだけ自分自身に枠を作らずにいろいろな自分を受け入れていきましょう

そうすれば、周りに振り回されることや悩むこともなくなります


結局、人は複雑な生き物なのです

その複雑な生き物だからこそ、悩み考え成長していけるのです

いろいろな自分を認めてあげて、愛していきましょう

それが人生を楽しく生きることに繋がります

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