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「例-Ray-」の話

隣の友達が、知らないうちに檜舞台に上がっていた。

EVOサイドイベント企画中です

来る4月1日のEVOサイドイベントに向けて、4月16日頒布予定の同人誌新刊の原稿を書きながら準備中の筆者です。
原稿の締め切りは今月いっぱい。進捗自体は順調ですが、ページが増える一方です。大丈夫かな?
EVOサイドイベントは「アリスギアCS」「オラタン」「かしおり」「ファイターズヒストリー」の四本立てでお送りします。
よろしくっす!!

発売おめでとうございます

さて。
今回は「例の話」です。

レイの話」です。

「Rayの」話です。

3月9日に発売した「Ray’z Arcade Chronology」の話です。
と言うのも、

この手触り、このサイズ。そして厚さッ!
この触り慣れた感触はッ!まさしく常日頃慣れ親しんでいる「薄い本」そのものだッッ!!
しかし表紙のマット加工やフルカラーページの紙質が、
俺達が作る「それ」とは一線を画しているッッッッ!!!!
中身はお見せ出来ないが、構成も「ゲー○○ト」「ア○カ○ィア」を思わせるものになっていて……
親近感!親近感が凄いッッ!!

この後「もう一冊」を見てすぐに「親近感の理由」を察する事になるのだが……それはおいおい。

特装版以上に特典としてついている公式攻略本

「Ray’z Mission Maneuver Manual」

の制作に、普段から一緒にゲームを遊んでいる友人が遂に関わると言う話を知ったので、居ても立ってもいられず購入したのです。
彼が該当タイトルに並々ならぬ熱意を持っている事は普段の話からもう分かり過ぎるほど分かっていたし、そんな彼の「檜舞台」と来ればそれはもう全力で盛り上げに行くしかないのです。
原稿とEVOが落ち着いたら遊びまくるぜ!待ってろ!!

↑彼のプレイが見られます。滅茶苦茶上手いっす。

ちなみに今も実際に「檜」な舞台って舞踊の所作台(要するに土足厳禁の本当に特別な舞台)だけなんだそうです。
凄いな檜。

「攻略本」が好きなんです

と言うわけで今回はゲーム本体ではなく「本」の方の話題になるのですが、まずそもそも筆者は「攻略本」が好きです。
それこそ子供の頃、親に攻略本とセットでゲームを買ってもらった帰り、待ち切れなくて攻略本を読んでいたくらいには好きです。
それから月日が経ち、大人になった今も「攻略本」と言う存在への感情は変わっていません。世の中がどんなにデータに傾いても、やはり本の形でまとめられた「情報」と言うのはとても良いものだと思っています。
だから、例えばSwitchのゲームソフトのパッケージを開ける時、ちょっと寂しくなります。最近だと結構な割合でゲームカードが一個入っているだけですからね。
だからこそ、自分も同人誌と言う形で「攻略本」を作るようになったのかも知れません。

そんな筆者のもとにやって来たこの本。
もうページをめくるだけで心が躍ります。
ページの間から漂うインクの匂いが魂を揺さぶります。
ページと言う制約の中でどれだけ分かりやすく書くか、攻略本を銘打つからにはいかにして「読んだ人の攻略に役立つ」ように書くか、その苦心と試行錯誤の果てにぎっしり並べられた情報からは、もう読んでいるだけで自分は一段賢くなったのではないかと言う心強さが伝わって来ます。

字数調整、めっちゃ大変なんですよねこれ。書きたい事をそのまま書いたら全然字数が足りなくて、詳しく文章を膨らませたら今度は字数を削らなきゃいけなくなって、これならどうかと調整し終わった文を読んで、ふと思う「これ、面白くなってるか?」って言う自分からの(誰かからの、ではないのがホントにキツイんですよ)厳しいオピニオン……

「常日頃から」の先に

そしてページの端々に挟まれたQRコードに「時代」を感じながら(世が世なら付いていたのは攻略ブルーレイとかだったのかなぁ)読み進め、遂に「レイクライシス」のページに到達。
そこには、一緒に遊んでいる中で「常日頃から」聞いていた話の集大成が惜し気もなく載せられていました。

改めて読んでみると、筆者が「レイクライシス」と言うタイトルを知った時に周囲が話していた事とは完全に趣を異にしています。
「侵食率が100%に達するとペナルティランクで最終ボスが登場して強制バッドエンドになるから侵食率は出来るだけ抑えるべき」と言う通り一遍の話から何歩も進んだ、
「侵食率が低いとランクが上昇しやすく、侵食率が高いとランク上昇を抑えられる。だから、出来るだけ侵食率が高い状態を維持して進行したうえで『ボスを速攻して』侵食率を下げ、最終的に帳尻を合わせる」と言う攻略。
この話を初めて聞いた時は衝撃でした。これぞまさしく「攻略」だと思ったし、自分だけの「遊び方」を持っている彼がとても眩しかった。
彼は「常日頃から」このスタイルで遊んでいるのです。しかもその過程で必要になるデータはほぼ完全に頭に入った状態で、話す度にすらすらと正確に出て来るレベル。それが極まった結果が、今目の前にある。
読んでいる間はその時の事が絶えず思い出されて、とても「心強く」感じました。
これがあれば、自分も「レイクライシス」を楽しく遊べるに違いないと。

実際、発売直後に「攻略本を頼りに遊んだら本当に本の内容と全く同じ展開になった」と言う話も聞いています。
この情報は「頼りになる」。
この信頼性こそ攻略本の本懐……の一つ、でしょう(たまのウソ情報もそれはそれで好きです。実は)。

発売「ありがとうございます」

そう言うわけで、自分にとっては永久保存版以上の価値があるものを手にすることが出来ました。
ブルーレイにもなっているRay'zのライブ「STRAHL」当日、抽選が当たったので会場にもいたし、その日は奇しくも「アリスギアCS」の発売日でもあったし、これで色々な意味で忘れられないものになってしまいました。
(その後の2022年末のアレコレも含めて……)
だから、今回は敢えてこう締める事にします。

発売「ありがとうございます」。
今後もたくさん遊びます。


俺も、こう言う「裏表紙」にたどり着きたいなぁ。

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