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ゲッケーマワリバナシ 2

中学高校の休み時間には、カバンから取り出した生理用ナプキンを隠すことなくトイレへ持ち運ぶ女、それが私。

ゴリゴリ上下関係の運動部で、部活中に生理が来てしまった先輩がナプキンを持っていないと聞けば、後輩から気軽に声を掛けてはならないルールを無視して「小さいのしか持ってないですけど、これで良ければどうぞ」と悠々とナプキンを差し出す女、それが私。



変わり者と呼ばれ協調性もなかったが、時代遅れではなく、むしろ時代の一周先を走る側面のある自分が好きなんだ。

こと月経周りに関しては開けっ広げでストレスフリーに生きているせいか、生理周期だけはずっと安定している。

ただ、少食の痩せ型で万年栄養不足のため、時々不正出血があることがタマニキズ。

最近使い始めた、コレ。

商品名が浸透していない印象だが、パッケージのように手のひらを上に向け、中指を上げて「コレ」と言えば、周囲の人間にはだいたい通じる新しいコミュニケーションが誕生していて面白い。

尿道口に当たるとガサガサして痛いので、自分の感覚に過ぎないが、思ったより後ろで挟むと快適。

まだコレをつけて運動をしたことはないのだが、普通に生活をしていてズレたことは一度もない。ちゃんと肌にシンクロしてくれている。

運動をした時どうなるかは気になるところ。今後検証してみたい。



なにより、「コレ使ってるんですけど一個使ってみます?」と、人に譲りやすいシンプルな見た目とサイズ感は、従来の生理用ナプキンよりも大きく上回っている。

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