見出し画像

投球時 フォロースルー期の注意点

フォロースルー期はリリースから腕を振り切り減速させて身体や肩の負担を逃がす期でありフォロースルー後はあまり注目される事が少ないですが、投球の結果を診た際の大事な指標になり軽視してはいけないものです!

加速期からのおさらい

リリースする時の状態をみてわかるのは、まず一番は肩・肘がちゃんとゼロ・ポジションに位置しているか!これが崩れているという事はその前の段階で上体の突っ込み・体幹の早期回旋・肩の水平外転の増大などの可能性があります!
簡単に言うと手投げにいます!簡単な見方としては両肩を結んだラインよりも肘が下がっています!
見ていると身体が使えていない!思い切り投げている割に力が伝わっていないように見えます!
技術的な問題の他に股関節や足関節の柔軟性不足により力を投球方向に伝えられずに結果 手投げになる可能性もあります
股・足関節の柔軟性の見方です!興味のある方は診て下さい

リリース後に診るべき注意点!

投球時に投球した肩の肩甲骨窩が投球方向に向いていないといけません!肩の入れ替え、トップを作った状態(身体が横を向いた上体)の肩の位置からフォロースルー後に両肩の位置が入れ替わる事で体幹が180度回旋しますしかし、上体が正面を向いた状態で投球が終わってしまったり肩の入れ替えができていない選手が多くいます!
これは腕を最後まで振れない事やグローブを持った肘を引けていないこと股関節や体幹の回旋を使えないことなど考えられます
また投球に後ろ脚が横に流れる・身体全体が回転して上体がグローブをもった手の方向に流れてしまう状態が診られる時は前足が割れてしまう・股関節や足関節が硬く体重を乗せられないなどあります

リリース後の手は小指が上を向いていないといけません!手の甲が上を向いている選手は肘の肘頭部や三頭筋を痛める可能性があります!
これは手の小指が上を向くことにより肘が曲がり力を逃すため、手の甲が上を向いてしまうと肘が伸展し肘の肘頭部の関節の骨がぶつかり痛めてしまいます!この状態は肩の腱板などの疲労により肩が十分な回旋運動がおこなえない事でおこっている可能性があります!

リリース後も体重移動は投球方向に進んでいます!これも運動の減速をして身体の負荷を減らすためです!しかし、股関節・足関節が硬く止まっている選手が多いです!これは常に身体に急ブレーキをかけているようなもので負荷が強くかかります!
指標としては上半身の重心が肩甲骨の下角(肩甲骨の下の部分に)が投球後に前足の上まで移動しているかを診ます!
選手によってはあえて前足でブレーキをかけて反動で投げよとする選手も見られます!

最後に、リリース時に前足の足・膝・股関節の伸展が使えているか!?
プロの投手のを見るとリリース時に膝が伸びているように見えます!しかし、これは足・膝・股関節のトリプルエクステンションで実際には踏み込んだ足が投球方向に力を伝えるために足を伸展させて投球方向に身体を移動させている現象です!僕個人としては股関節!ケツを使って地面を蹴っている感じです!これが前足が伸びているように見えるのです!
ただこれは技術・筋力が必要になります!これをおこなうためにはスクワット・デットリフト・バックランジをおこない足・膝・股関節の力や使い方を学ぶのがいいと思いますが、ただちゃんとしたフォーム指導を受けることが前提です!そして、このトレーニングをやったからできるわけではなく投球指導が一番大切です!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?