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頭痛について

頭痛とは頭が重い・圧迫感・すっきりしないなどの様々な症状のあるものです。
原因には肩こりなどの緊張性頭痛や心因性・ストレス・精神性の頭痛や脳内出血・脳梗塞のような緊急性のもなど多岐にわたる原因があります。

ほとんどの場合が緊張性の頭痛や片頭痛であるですがクモ膜下出血脳梗塞など緊急性の疼痛を見逃さないようにしなければいけません

緊張性の頭痛の場合、側頭部から後頭部に痛みや圧痛を認めることが多く肩・首・背中に緊張やコリを感じる方が多く目の疲れを訴える方も多いです。
緊張性の頭痛は筋の緊張や血流の不足によりおこり、肩こりの症状がみられることがほとんです。後頭部に症状が現れることが多くマッサージや温めることにより筋緊張の緩和や血流がよくなることで症状が軽減します。
肩こりにより頭の筋膜が緊張して自分自身で頭を圧迫してしまうためヘッドマッサージなどで頭の筋肉・筋膜の緊張を緩和すると痛めが楽になりやすいです。

片頭痛の特徴に拍動性の痛みを感じる・頭の血管が脈打つ感じがするというような症状がで、頭部や頚部の動脈を圧迫することで症状が軽減することがあり、緊張性の頭痛とは違い血流がよくなることによって頭痛が増悪することが多いです。神経の興奮やストレスにより症状が強くなるため日常的なストレス・疲労を軽減させる必要があります。
主な症状に悪心・嘔吐や血液量が増えると痛みが強くなる。光や音に対して敏感になりストレスを感じる・ストレスが強くなる。睡眠不足で症状が強くなるが睡眠過多でもなるなどの症状があり、症状は1から3日ほど続くことが多く睡眠により症状が軽減しやすく日常生活の動きで痛みが強くなり横になってじっとしていると症状が楽になることが多いです。


頭痛で緊急性のあるものを見分けるのに髄膜刺激症候の有無をみる頚部硬直を確認することが大切になります。
頚部硬直とは、頭部を前方に屈曲させると正常では顎が胸に接するまで首を曲げることができます。しかし、項部硬直では前屈すると後頚部筋の筋緊張が増大しているために顎を胸につけることが難しくなります。項部硬直では頭を前に倒すのに強い抵抗がありますが左右の屈曲では抵抗が感じられないようです。ただ首の緊張が強い方や寝違えなどにより首を前屈できない方も多いので注意が必要です。

側頭動脈炎の場合、蛇行・怒張した側頭動脈が視認できる。そのため圧痛や索状の動脈を触知できた場合注意が必要である
側頭動脈炎は巨細胞性動脈炎と呼ばれるもので、頭部の動脈がつまって症状を起こすことが多いようです。
症状に咀嚼時に顎が痛くなり噛めなくなる・下顎や首の痛み・めまい・手足が動きずらい・話ずらいなどの症状があり経験した事のない頭痛があるようです。
頭痛に側頭部の動脈の怒張・蛇行を認める場合は医療機関に受診する必要があります。
他にもクモ膜下出血でハンマーで殴られたような痛みや今までに経験した事のない頭痛を経験する・手に力が入らない・物がつかめない・ろれつが回らないなどの症状がある場合は直ちに医療機関いく必要があります。

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