見出し画像

投球時SSEを意識して

投球時によく耳にする肘が下がる!手投げだ!肘のしなりを使え!肘が遅れてでくる!などありますが投球時の基本はSSEになります!

SSEってなに?

shoulder shoulder elbow=SSEです!
両肩と肘が同じライン1直線に並んでいる状態をいいます!このラインはトップ(前足が地面に着いた時)からリリースまで変わることは基本ありません!このSSEが崩れた状態が様々な投球障害をおこします
下の画像ですが左肘が少し下がっています。肘は両方とも両肩のラインにある方がいいです!

20150805横_Moment(2)

肘下がり
トップを作った際に肘がSSEよりしたにある状態

手投げ
リリース時に肩・肘を前に突き出して投げSSEが前方にずれる

hyper angulation 肩の水平外転の増大
トップから加速期にかけてSSEよりも肘が後方に位置する
リリースが後方になりやすい

肘の引きすぎ
トップ時や加速期初期に肘を背中側に引きSSEよりも肘が後方(背中側)に位置する。肘が下がる


SSEを外れるとどうなるか?

リリース時にゼロポジションにもっていけません!
ゼロポジションとはリリース時に両肩と肘のラインが一直線になり肩の関節が安定し負担が少ないポジションといわれています!

ゼロポジションを外れるとどうなるか?

ほとんどの場合は上腕骨頭が前方に移動します!
すると肩の前方組織にストレスが加わります!特に上腕二頭筋腱長頭に負荷がかかり炎症や牽引ストレスによる肩の関節唇の剥離が起こる可能性があります!
上腕骨頭が安定せずに動くために腱板や骨がぶつかるインピンジメントをおこします!そのため腱板や関節軟骨の損傷が起こる可能性があります

例えるとタイヤが歪んでいる車は故障すると予想がつきますよね?
同じで肩の関節が歪んでいる状態で投げたら故障すると予想できますよね?

投げた時のボールの軌道で予想できます

フォーム不良がある選手がボールを投げた時に次のような軌道になりやすいです!

右投げの場合

・ボールが右側に抜ける
・ボールが浮く 低めに投げれない
・低めのボールがおじぎする・たれる 特に左方向低め

症状や選手の感覚・第三者の感想

・加速期からリリース時に肩の前が痛い
・ボールが抜ける・力が伝わらない感じがする
・腕や肩が抜ける感じがする
・思い切り投げているのにボールに勢いがない

選手が肩が痛くてをボール1か月などの期間投げていなかったのに投球を再開したら肩が痛いといった選手はほぼ間違いなくフォーム不良だと思われます!
僕の所に来た選手で整形で肩を痛めているからしばらく投げないでと言われて1~2か月間ボールを投げなかったのに投球を再開すると肩が痛くてボールを投げるのが怖いと訴えていました!あとコーチや第三者にフォームを指導してもらいその指導者にフォームには問題がないといわれたのに投球時の痛みが取れないと訴えた選手!その選手は間違った指導をされていましたが

投球フォームを指導する時はSSEが基本になり基準になります!それをわかっていない指導者が指導すると選手のフォームは崩れていきます!
基準がわかっていないのにどうして肘が下がってる!肘を上げろ!なんて指導できるのでしょうか?

最後に

選手を指導する時は必ず投球フォームを撮影して選手に見せてください!
選手自身が自分がどのようなフォームなのかわかっていないのに指導はできません!そして定期的にフォームを撮影してください!
僕の時論では学生レベルの投球障害の8~9割はフォーム不良です!
学生時代にずっと肩や肘が痛いと治療院に通っている選手多くないですか?
結局痛みが無くならないまま引退していく選手多くないですか?
そりゃそうです!負担のかかる投げ方をしているのだからと僕は思ってしまいます




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?