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政治×鍼灸 第一回

2020年 9月17日の21:00から第一回政治×鍼灸zoomを開催いたしました。
今回はその内容に関してレポートを書いていきたいと思います。

そもそも先ず、政治×鍼灸zoomとは何か? について

上記の思いで開催しているわけですが、
では第一回はどのような内容だったか?
第一回に関して私の中で伝えたかったことは、政治家を知ること。
題名とはちょっと違いますが、政治家を知ることによって業団の存在意義に繋がるかなとの思いがありました。

こちらのツイートにあるように政治家を知ることに関して、期待に応えて下さるであろう方、それは墨田区議の佐藤篤副議長です。

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プロフィールからも分かるように、とても勤勉な方であり誠実です。
それ以外にもユーモアのセンスも卓越していて期待に120%応えてくださる方です。

私が佐藤篤副議長と知り合ったのは数年前、介護医療の多職種勉強会でのことでした。
たまたま隣の席に座って議論を聞いていたところ、ふと横を見たらノートにびっしりメモをとっており、意見交換が終わったあと、勉強会のまとめを理路整然と語っていたのを見て、今までメディアで知った気になっていた政治家像と全く違うことに驚かされました。

素晴らしいゲストをお呼びしてありがたいお話を聞く……
一方的に話を受け取るだけでなく、
聞いた話に対して何を感じ何を考えたか、その共有です。
ですので、佐藤副議長がお話するまえに政治×鍼灸zoomのルールを提示いたしました。

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今回、参加してくださった人は80名近くとなりましたが、80名が一斉に意見を言ってしまうと混乱をきたしてしまいます。
ですので、zoomの機能であるブレイクアウトルームを使ってグループ分けをして意見の共有を促すようにしました

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佐藤篤副議長のお話とブレイクアウトルームに分かれての意見交換、その後、グループ毎の意見を佐藤篤副議長にお話して意見を述べてもらう。

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このような流れが政治×鍼灸zoomの流れとなります。

実際に佐藤篤副議長が話された内容は、
①政治とは何か? 政治家とは何をする仕事なのか?
②政治における業界団体の存在とは?
③個人で関わる地域からの政治
この三つを中心に語っていただきました。

まず①に関しては、
市民の声を議会に届け、そこで論議して政治へと動かし、市民の生活をより良いものにすること。
多くの市民が知っていることでありますが、これを鍼灸業界で考えると、鍼灸師が現在、直面している問題、例えば、広告規制であったり無資格施術であったりと様々です。
政治そして政治家というのは、こういった問題に関して話を聞いて、
法律に則り、鍼灸師の意見を政治に反映させていき、問題を解消していくことが仕事になります。

つまり大事になってくることは、
鍼灸師の現状をまずは政治家に知っていただく必要がありコミュニケーションをもっと取っていくことが重要になる。

では知っていただくにはどうすれば良いか?
それは②となります。

ここで業界団体が出てきます。
鍼灸で言えば、日本鍼灸師会や全日本鍼灸マッサージ師会等、業界団体というのは、その業種における意見集約な意味合いもあり、鍼灸業で直面している問題に関して鍼灸師の意見の総意を政治家へ伝える意味があります。
鍼灸の場合、意見を受け止めてくれる政治家は
【鍼灸マッサージを考える国会議員の会】という組織を作って多くの政治家がこちらに所属して、政治へと反映してくれているのです。


一番上のリンクでも書いていますが、鍼灸業界の問題は我々だけの問題でなく、競争相手あっての問題であり、職業の範囲、職域が重なる業種とのせめぎ合いに晒されているのです。
これを業際問題と言い、主に行政書士や弁護士などで使われています。

私としても出来るなら業際問題を抱えた他業種と仲良くしたいものですが、社会というのはそう甘くない側面もあり、場合によっては国家資格だったのに民間資格になってしまった業種もあるそうです。

②により業界団体が必要な意義を学びましたが、
③では個人で出来る政治活動をお話されました。

鍼灸師個人が、業界団体と業界政治連盟に所属するのも大事ですが、市民として身近に政治を感じる活動に町内会や自治会などがあります。
地域の活動に参加することによってその地域の政治家とコミュニケーションが取れ、地域住民との繋がりも出来るので、業種としても個人としても身になる利点が多くなります。

以上の内容を話されて、参加者の多くも自身の意見を共有しました

他にも多くのご意見がありました、話を聞いて、考えて、意見を述べる。
このような積み重ねが鍼灸師としてだけでなく、
市民として声を届け、政治家に政治へとつなげてもらい、生活をより良くしていく事だと私は感じます。

今回を通して、まずは自分たちの置かれている状況が確認できたのではないかなと考えます。
今後も、声の大きい人に考えや意見を任せずに、
自らの声で鍼灸業界を変えていけると信じることが総意に基づく改革だと私は信じています。

佐藤篤副議長、スタッフのみなさん、そして参加してくださった方々、ありがとうございました。


鍼灸を考え続け、声を出していくことに賛同してくださる方、
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鍼灸柔整鍼灸さんが、政治×鍼灸zoomを取り上げてくださいました。
鍼灸業界にとって鍼灸メディアはとても大事な存在です。


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