見出し画像

三浦芳聖著『徹底的に日本歴史の誤謬を糺す』復刻版 №3(序文 第3分冊)


凡 例

🟢旧漢字は固有名詞等の一部を除き新漢字に変換し、旧仮名づかいは新仮名遣いに変換しました(國→国、ふ→う)。「寺野ちゝ薬師」以外の「ゝ、ゞ」は普通の文字で表記し、卅→三十、廿→二十、拾→十、皈→帰、壽→寿、竝→並などと表記しました。横書き用記述に合わせて「串呂地文連記」の東西・南北の方向を反転した場合もあります。本文中の引用箇所は、「 」『 』【 】で明確にしました。
🟢改行で一行空けるようにし、さらに適宜てきぎ改行を補い、難読漢字にはルビを付し、句読点や括弧かっこ等を補い、見出しを付け、原著にはない串呂図や系図、写真・画像、WEB地図、記号(⛩)、絵文字(🟠)等を挿入し、資料先のサイトをリンクしました。頁数は復刻版独自の頁数で原著とは関連していません。
🟢明らかに誤字・脱字・誤記と判明している箇所は訂正し、個人情報保護の為に固有名詞などの関係個所を一部削除したり簡略化しました。
🟢金ヶ崎神宮→金崎神宮と表記し興国こうこく天皇践祚せんその日を延元二年二月五日と改めました。
🟢三浦芳聖師は、遠祖の人生を追体験ついたいけんする為に一人で何役(尊良たかなが天皇、興国こうこく天皇)も務めたようですが、誤解を避ける為「神武・応神・後嵯峨・後村上・松良五皇一体」で統一しました。また「五皇一体」と簡略表記した箇所もあります。
🟢串呂図の地名・住所は最新のものを表記し、本文中の住所も文意を損なわない限り最新住所を記載しました。府県名を省略した場合もあります。
🟢編集上の注記として挿入した箇所は〔編集者注記〕、消滅したり変更された地名は〔現在不明・廃村消滅か〕、地名を特定する為に「高松町〔田原市〕」のように記載し、和暦われき皇暦こうれきの後に西暦を挿入しました。例〔1370年〕。

  串呂哲学研究会 鈴木すずき超世志ちょうせいし


序文(第3分冊)

11、巷の仙人として国事に奔走

(1)満蒙まんもう三千万の為に満州国建国に尽瘁じんすい

昭和六年〔1931年〕九月十八日、満州事変が突発致しまするや、俄然がぜん私は或る重大使命を帯びて、いささ満蒙まんもう三千万建国の為に尽瘁じんすい致しました。

(満州国は建国されたが、結果は我々の希望とは全く相反した軍閥ぐんばつ、官僚、政党、財閥共の利権漁りけんあさりの場と成り果てました。)

然るに之に依って日本は、国際連盟に於てはリットンきょう報告に依り五十三対一を以て侵略国也との刻印を押されて、国際連盟を脱退するに至りました。

海軍の青年将校「三上卓みかみたく氏」等は蹶起けっきして昭和七年〔1932年〕五月十五日、首相官邸を襲撃して「犬養首相」を射殺し、昭和維新の先駈さきがけとなったが後継者無く、維新に至らず反って当局の弾圧あたかも安政の大獄を彷彿ほうふつたらしむる状況となった為、

(2)東海郷軍同志会を結成し東奔西走とうほんせいそう

私は、当時名古屋憲兵隊けんぺいたいの「村松為平むらまつためへい」と云う人が、憲兵ではあるが、真の憂国の志士である事を知って、之と固く血盟して、現役の青年将校等は軍人勅諭ぐんじんちょくゆにある如く、

「世論にまどわず政治にかかわらず只々一途いちずに己れが本分の忠節を守り義は山嶽さんがくよりも重く死は鴻毛こうもうよりも軽しと覚悟せよ」

御諭おさとしの通り、只々皇軍の本旨ほんしに向って邁進まいしんせしむべきで、彼等をして此の腐敗せる国内の現状を黙視もくしし得ずとして蹶起けっきせしむるは、我等在郷軍人ざいごうぐんじんにその責任がある。我等在郷軍人は

ごうに在りては忠良の臣民となり軍に従いては国家の干城かんじょうとなる」

べきものだ。今日忠良の臣民とは、内憂外患ないゆうがいかん交々こもごも至る時、速やかに昭和維新を断行し、真に皇道世界宣布こうどうせかいせんぷ師表しひょう国家として、先ず第一に隣国中華民国と親善友好を為し、支那しなをして近代国家として育成発達せしめ、

対等の立場を以て之と同盟を結び、全亜細亜アジアの諸民族がことごとく欧米各国の植民地として奴隷化されているのをことごとく解放せしめて、真の民族自決独立国たらしめて、東洋永遠の平和を確立せしめねばならぬ。之が皇国日本の使命である。此の為に全国三百万の在郷軍人は総蹶起そうけっきせねばならぬ。

ここから先は

16,845字 / 11画像
〇今日では手に入りにくい希書・三浦芳聖著『徹底的に日本歴史の誤謬を糺す』復刻版全18冊を購読できます。〇難読漢字に読み仮名を付けました。〇神国日本再建のために皇祖神によって構築された神風串呂の集大成です。

神皇正統家極秘伝「神風串呂」の集大成である三浦芳聖著『徹底的に日本歴史の誤謬を糺す』のデジタル復刻版。難読漢字に読み仮名を付けました。日本…

よろしければサポートお願いします!今後も引き続き、三浦芳聖師の著書の復刻を継続して参る予定です。いただいたサポートは串呂図や表紙画像などの作成費に使わせて頂きます。