クラウドファウンディングを始める上でのポイントを考えてみた
こんにちは、普段UX/UIデザイナーをやっているウエハラ シンペイと申します。
2024年になり今年の目標の一つに小さくても自分でサービスをつくるというものがあります。昨年から色々と検討している中で、僕が美味しい食事やお酒が好きなこともあるんですが、「人の一番好きな店に行く」が好きでそれをサービス化しようと思ってます。
実は初めてのクラウドファウンディングへの挑戦も考えていて今回はそのことについて記事にしてみました。
クラウドファウンディングって何したらいいの?
今回初めてのクラウドファウンディングのため、そもそも何をしたらいいのか、そして他のプロジェクトを参考に企画や発信面でどのようなことすれば支援してもらえるかを自分なりに考えてみました。(長くなっちゃいましたが、最後まで読んでもらえると嬉しいです。)
まずはDECAX(デキャックス)モデルでやることを整理してみた
電通デジタル・ホールディングスの内藤敦之氏が提唱したDECAX(デキャックス)モデルに合わせてクラウドファウンディングで支援してもらえるまでのプロセスを整理してみました。クラウドファンディングは購買行動ではないかもしれませんが、発見から関係構築による共感が必要な部分は通常の購買行動に比べても必要な部分になるんじゃないかなと思います。
Discovery (発見)
クラウドファウンディングのプロジェクトを能動的に探しに行くことは考えにくいため、XやInstagramなどSNSでの発信で、まずはプロジェクトを見つけてもらう必要があるのかなと思いました。
Engage (関係構築)
もちろんすぐに支援してもらえればいいですが、いきなり興味持って支援ってのも難しいと思うのでオフライン・オンライン問わず中長期的な関係構築から支援をしてもらいやすい状態を作るのが良いかなと思います。
Check (確認)
実際に支援してもらう内容を知ってもらう為の、今回でいうCAMPFIREページでの発信。自分が何を目指していてどういう支援をして欲しいのか、信頼できる人間なのか、そして実現に向けた熱量を知ってもらいたいです。
Action (行動)
今回は金銭的な支援よりもサービスへの共感や参加を求めることが目的のクラウドファウンディングになるため、実際に参加しやすい/したくなるような支援内容とリターンの設計が必要になります
Experience (体験)
サービスローンチ前でのプロジェクトになるので、ベータ版を触ってもらったりリターンの内容をそのままコンテンツ化して共有してもらうことを考えています。そもそものコンセプトに共感してくれて一緒に楽しんでくれる仲間を増やす今回の施策のゴールですね!
改めて整理するとページを作る以外にも色々あって、特にどうやって知ってもらうか、発見の部分は何も考えてなかったなーと。
クラウドファウンディングの事例を参考にしてみる
なんとなくやるべき内容が見えてきたので、事例から「参考にしたい点」と「勝手に改善案」を考えてみました。
今回は「プロトタイピング支援に特化したクラウドファンディング」でのプロジェクトを考えているので通常のプロジェクトとSPARKSで支援したくなったものと惜しいなと思ったものをそれぞれピックアップしてみました。
【SPARKS】閉店した名店の味を未来に残す「のれんバンク」アプリを作成します!
選んだ理由:僕自身が支援したくなるプロジェクト
閉店した名店の味を残していくというプロジェクト。開始10時間で目標を達成はすごいな。
僕も出身である福岡のソウルフード「元祖長浜屋」がなくなると聞いた時には悲しかった思い出があり支援したい気持ちになりました。(ちなみに元祖長浜屋は元従業員などの店が複数でき屋号巡り訴訟までいったらしいです笑)
実際に仕事で地域と食に携わっていてそのあたりの信頼感も支援したくなるポイントなんだろうなと。
【SPARKS】ブンドドの世界に入り込もう!憧れのロボットに乗れるカメラ「ブンカメ」プロジェクト
選んだ理由:面白いアイデアなのに未達で終わっている
残念ながら未達だったんですね。。アイデア自体は面白いと思ったのになんででしょうか。そのあたりの見せ方にヒントがあるように感じて、ちょっと申し訳ない気持ちもありながらピックアップしてみました。
【CAMPFIRE】「学校」を何でもできちゃう『夢の巨大実験場』にしたい!!【すしらーめんりく】
選んだ理由:僕自身が支援したくなるプロジェクト
すでに多くのフォロワーがいるYoutuberですが、支援金の額がとんでもないことになっていて、前提が違う部分も多いですがもうワクワクしますね。ページをみただけでもこれまでのやってきたことや支援が必要な理由が明確でさすがという感じでした。
【CAMPFIRE】誰でも簡単に使えるテイクアウトアプリを開発しています!
選んだ理由:近いテーマで開発前に多くの支援金が集まっている
2022年04月に終了している「パソコンやスマホの使い方がよくわからないお店もお客様も簡単に使うことができる今までにないテイクアウトアプリ」とのプロジェクトですが、開発中にも関わらず¥558,333もの支援額が集まっているのはすごいな
クラウドファウンディングに向けて大事なポイント
ということで、今後のクラウドファウンディングに向けて色々と考えてみました!好き勝手に改善点も出してごめんなさい!笑
色々な事例を見てクラウドファウンディングにおける重要なポイントを自分なりにまとめてみました。
タイトルとサムネイルでやりたいことを3秒で伝える
これはクラウドファウンディングに限らないからもしれませんが、特に具体的なプロダクトがない場合はより重要だと感じました。まずファーストビューで興味を持ってもらわないと読み進めないので、将来的なビジョン含めて、なぜ、何をどうしたいのか?を瞬時に理解させるワードとビジュアルが必要そうです。
オンライン、オフライン問わず、仲間を巻き込んでいる
開発者や地域の人など既に仲間がいる状態でスタートしないと、いくらページを作ってもそれだけで支援を受けることは難しいんじゃないかと思いました。なので実は開発中にどれだけの人を巻き込めるかで成功するかどうかが変わってきそう。
これまでにやってきた行動に説得力がある
問題定義やアイデアもなんですが、実際には行動している人じゃないと支援しづらいなと思いました。なんで見せ方の工夫としてもありますが、このクラウドファウンディングに向けて、どのような活動をしてきたのかその説得力や熱量がないと応援まではしてもらえない。プロジェクト開始までにまずは100人分の投稿を知り合い経由でも集めときたい。
なんか応援したくなるキャラクター
アイデアというよりその人自身を応援している感覚でした。なのでアイデアに紐づいたその人の個性を発揮した方が同じようなアイデアであってもこいつはなんか違いそうだと感じ流のでその人感の出し方は重要なんだろうなーと。書き終わって気づいたけど、そもそもこの記事に人感ないな。
最後に
今回まじめにクラウドファウンディングに向けて考えたことで今やるべきことが見えてきました。
何かと初めてのチャレンジなのでうまくいかないこともあるでしょうが、まぁ楽しく頑張っていきます!
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