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女性躍進がファッションになる日

3/8の国際女性デーに向けて、各社施策の発表が出揃ってきましたね。PRのリリースを検索しても、その数が着実に増えていることを実感します。
この1年間、女性活躍ワーキンググループとしても活動して女性のキャリアについてぐるぐるぐると考え続けてきましたので、今日はその話を。

●女性活躍、って言葉は極めて微妙


メジャーな単語なので、概念として理解はできるし私も使います。(そもそも所属!笑)
ただ、この言葉の違和感は私の内側からだけでなく、採用活動を通じて多くの女性からも耳にします。
さて、この違和感わかりますか??これをネイティブ理解できる人が増えたらきっと世の中変わっちゃう!
「活躍」するのは、女性なのか、というのがポイントです。なんで、頑張るのはこっちやねんっていうツッコミですね。
家事も育児も仕事のトリプルワークくらいに感じている人も多い中で、活躍してよ、頼むわって言われたら「私たちの問題ですか?」ってなりますよね。
「社会課題を解決するのは女性のタスク」という言葉の印象なので、この言葉は変えていけたらいいなと感じています。

●韓流アイドルとジェンダーギャップ


年末の紅白皆さん見ましたか?よくもここまで韓流アイドル集めたなとNHKの底力を感じました。
ただ、シャッフルされた瞬間もう誰が誰だか、、、皆さんのお顔立ちが綺麗すぎて、グループの違いもわからない、、、
韓流神経数弱あったら絶対負ける、とか思いながら見てました。(全員同じに見える、、、)

この感覚なんだな全ては、ということに気づいたのが最近の一番の発見なのでシェア!
なんで、理解してもらえないの?なんで、伝わらないの?
って、女性の皆さんがジェンダーギャップを感じる瞬間があると思います。
シニアメンズは、私が見ている世界と違う解像度なのかしら・・・?ということが、私にはありました。

でも、これこそまさに韓流アイドル現象。
当事者の女性からしたら、「キャリア女性」「ジェンダー」など一括りの総称の中に千差万別の課題があり、問題の濃淡もはっきりくっきり見えます。
でも、これ当事者だからわかるってだけかもしれない。
だって、私は韓流神経数弱はできないもん。やる前から諦めてるし、そもそもわかるようになる必要性を感じていない。(もちろんアーティストの皆さんにはリスペクトしてるし、音楽も人並みに聞きます!)
だとすると「伝わならい」「なんでわかってくれないの」とか「空気読めない」「信じられない」とか条件反射で思っている場合ではない。
お互いに学び合う、伝え合っていかないと。言語のすりあわせくらいに頑張らないといけない。

●いつかヘルスケア領域のようになる

3/8に向けて、面白そうなイベントがいくつもありました。「楽しみでワクワクする」この感覚こそ全てな気がします。
今までのイベントとは今年の流れは明らかに変わったなという印象。
小難しいテーマを有識者がディスカッションをする、ちょっと偏った(フェミニスト気味)の発信で、大衆にたいしてキャッチーではなかった世界が
一歩開けた、そんな感覚です。女性躍進が身近に感じられる企画とクリエイティブが増えています。
アウトプットを見て感じたのが「ヘルスケア」領域への昇華。課題ではなく習慣として捉える。
ヘルシーであるために、自分らしくあるために、キャリアを生きる。社会がそう解釈しているので、きっとあっという間に変わることでしょう。

というわけで、いつかきっと、必ずヘルスケアと同じような感覚になると思うのです。
ヘルスケアにおいて重要なことはなんでしょうか??素敵なウェアを買い揃えること?おしゃれピラティスで気分をあげること?それとも自分にあうトレーナーを見つけること?
もちろんそのどれもが大切です。気持ちをワクワクさせてその気にさせる施策ももちろん必要不可欠。
でも、一番大切なことは「毎日あなた自身が続けること」に他ならないと私は思うのです。環境でも、仲間でもなく、まずあなたが「健康になりたい」と願って、覚悟を持ってその目標に向き合っているかどうか、ですよね。意志がある人に結果が出ます。

女性躍進の課題も、結局のところ私たち当事者が何を思うか、どう在りたいかを決めることから。もちろん環境や制度の要因、自分では超えられないものが山積はしています。でも、根本は「目指す」ことにあると、私は考えています。

LIFE SHIFTのリンダ グラットンさんのインタビュー
「自分の権利なのですから、闘って勝ち取る価値がある。変わりたいなら団結し、社会に要求すること」
この記事を読んだときにハッとしました。


女性躍進はファッションになる。
これが私の今のところの問題の解決策の結論です。ヘルシーがかっこいいように、クリエイティブの波がどんどん押し寄せて、かっこよく憧れの対象に連れて行ってくれるはず。
国際女性デーのイベント内容やクリエイティブを見て、そんな流れを感じました。
きっと、このファッショナブルな表現が、女性の内なる思いを開花させ、夢や理想の実現に向けて後押ししてくれる未来が、きっと来ますね。
みんなでかっこよく楽しみながら実現していけますように🌼

長文にお付き合いいただきありがとうござました!




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