見出し画像

ちょっと株式会社を退職しました

※画像 : AIが出力した、未来の中野

はい、さっそくタイトルからネタバレ感漂っておりますが、タイトル通り一身上の都合により、ちょっと株式会社から離れることになります。突然のことに驚いた方もいると思いますが、2023年 1月31日付で退職です。ちょっと株式会社でのお仕事は2021年の2月1日から始まったので、まる2年ですね。いやーあっという間の2年間でした。ほんとうに。

実は退職の話は前々から考えていて、社長ともその辺の話をしていたんですよ。本来はもう少し後になる予定だったんですが、それに向けて少しずつ進めていた権限移譲が思った以上にスムーズに進んでいってしまい、自分が持っていた職責がなくなったんですよね。今では私がいなくても十分回っている状態になってまして、本格的にやる仕事がないという状態になってました。と、きっかけもあり、じゃあ今じゃね?という形で電撃的に退職となったわけです。

しばらくは、なにげに人生初のフリーランスエンジニアしつつ、法人設立に向けて色々とやっていきたいなと思っています。後述するんですけど、やりたいこともたくさん出てきましたしね。それを追い求めていこうかなと考えてます(`・ω・´)
しばらくは引き継ぎとか色々あるのですぐには動けないかもしれませんが、お仕事は随時募集しておりますので、興味あればお気軽にお声掛けください。

2年間を振り返ってみて

私が入社したときはまだマンションの一室で、社員が数名しかいなかったんですよ。今でも思い出すんですがね。それが会社を引っ越して駅チカのオフィスを借り、今では当時の5倍にも6倍にも規模が拡大し、著名なVCからシード調達して更にスケールさせようとしているしで、大きく環境が変わってきたんですよね。

そんな激動の2年間を通して、ちょっと株式会社に関わらせていただき、非常にたくさんのチャレンジを共に見てきました。いろいろとあった波乱の2年間でしたが、ここまでちょっと株式会社が成長できたのは、一緒に走ってきた同僚や社員の力であり、どんなに苦しいときでも先頭を走って切り開いてきた小島社長の頑張りの結果でもあったと思います。

そんなイケイケな状況の中、最終的に退職するに至った話としては、1番はやりたいことが見つかったから。後しょーもない理由だと入社したときと会社の方針が変わってやりたいことから離れちゃったりとか、夜行性なので夜働きたいけどしっかり勤怠管理されてて夜中働けないとか。そこはね、投資入って出資受けたりするとまあ難しくなるわけです。そりゃそうだ。清い水では生きられない生き物なんだ、私はね。

とまあ、会社が大きくなる過程の半ばではありますが、楽しくそして大いに学んだ2年間でした。人生においてなかなかこういう機会に恵まれることはないかと思います。その点、本当誘ってくれてありがとうね小島社長。そしてごめんな。離れてはしまうのですが、ちょっと株式会社のさらなる発展を祈念しております。

あらたなチャレンジを目指して

今回、本当にいきなりやめることになったのはある理由がございます。やりたいこと。何度か出ているワードですが、あまり多くの人が触れない社会の、とある課題の解決をやってみたいと考えているためです。

わたしのTwitterを見ている方はご存知かもしれませんが、いわゆる水商売や風俗業といった夜のお仕事で働く方々と最近よくお話することが多くなりました。知ってる方も多いかと思いますが、彼・彼女たちは生活が不安定になりがちで、また年齢が上がってしまうと勤められなくなる、といったことをよく聞きます。特に最近までだとコロナの影響で、お店自体が営業できないとかそういう問題もありました。あとは夜職シングルマザー問題かな。これは結構深刻だと思ってる。

時折Twitterで報告はしてましたが、実際にそういう仕事を自ら体験してみて、従事者の生の声をたくさん聞きました。同じ仕事してるんだよーと聞くのが一番本音を聞けるんですよ。当事者から本音引き出すには業界飛び込みして情報仕入れるしか勝たん。これ豆な。

夜職従事者のペインはどこにあるのか、をここ半年くらい探っていたんですが、結論、不安定な収入に頼り切りになってしまう、ということが挙げられます。よっぽど売れている人以外は。

この手の業界思われてるよりあんまり稼げてません。水商売は基本給ないところもあるし、バックをどれだけ稼ぐか次第。風俗業は指名が入らないと収入0です。その上病気のリスクもある。『お金がなかったら体を売れ』みたいな前時代的なイメージを持つ人もまだいるかも知れませんが、実際問題そんなに売れるものではないのです。

昔と違って風水業のイメージも変わってきました。昔はその手の仕事 = 反社会勢力が運営している、みたいな感じでしたが、今だとコンカフェやガールズバーみたいに一般の方(本当にそうかはさておき)が運営していて、裾野が広がってきていますよね。メンズもホストだけではなく、メンズコンカフェといった業態でやってるところも出てきました。風俗業でも有名になったセクシー女優がそのまま芸能界やビジネスに手を広げていくという動きも出てきています。

昔より馴染みやすくアクセスがしやすい業界になっている。それこそ、コンカフェ形態のお店はTikTokやInstagramのインフルエンサーやってるキャストを売りにして出しているところもある。となれば、当然そこを目指す人々も増えてくるわけですよ。売れっ子からあぶれる人たちも多く出てくる。自己責任と投げかけるのは簡単ですよ。ただ、それだけではこの流れを止めることはできない。生活が不安定な若者増えていいことって、何もありゃしません

自分のチャレンジしたいことは、ここにアプローチしていく。夜の仕事をしながら正社員として働ける会社・環境を作ることができないか?ということです。夜の仕事はまだ世間的なイメージ悪いのか、昼の正社員雇用をされている上で夜の仕事をしてたら職場をやめさせられた、という話も聞きます。そういう人たちに、夜の仕事をしながら働ける会社があれば良いのでは?というところから発想は始まりました。待機時間とか暇なタイミングでITエンジニア業をやってもらう。それこそパソコン1台でできる仕事ではあるわけですよ。彼らの隙間時間に小さなタスクを対応してもらい、エンジニアとして正社員就業することができれば、彼・彼女らの持ってる、生活が不安定、といった課題を解決することができます。

この手の夜の仕事のスキマ時間、結構無視できないと思うんですよ。実際に風俗勤務で待機時間を自ら体験してわかったんですけど、やることマジないんですよ。暇すぎて待機所にPC持ち込んで個人プロダクトのコード書いてましたもん…

ちゃんと軌道にのったらそういう人向けの託児所つくった箱で会社やりたいねーということも考えてます。夜の生き方をサポートしていく企業。そういう立ち位置も面白いんじゃないかと思ってます。

解決しないといけない障害は多々あれど

ここまでなにかしら理屈をこねくってきましたが、ぶっちゃれば、そういう仕事している友達が安定して生きていける環境が作りたいだけなんだよね。仕事頑張って覚えるから雇ってほしい、って切実に言ってくるんですよ…近くにある大きな傷みを解決できなくてなにが課題解決なんだと、私はそう思いました。

これまでの立場だと実現できなかったんですが、組織から外れて自分の腕一本で生きていく状況になったからこそ、こういった自分のやりたいことに思い切って振りかぶっていける。これまでは結局雇われであるがゆえに、その会社の方針に合わないと無理だったんですよ。
しかし今回の退職で、そういう機会、きっかけを掴んだんだと私は思ってます。

実現にあたっては、どうしても就業者の仕事柄、深夜に営業する企業にすることになるのが悩ましいところ(´・ω・`) 夜勤前提の会社って法律あたりに色々抵触しそうで、そういういろんな障害が眠ってそうな予感があります。警備会社とか参考になるかもしれんな。

そういう夜の働き方も当たり前にできる会社を作れたら、一つ困っている人々の力になれると思うんです。そういう生き方を今後はバリバリやっていきたいですね。

終わりに

サクッと終わらせる予定だったんですが、結構長くなってしまった。すいません。ここだけみれば大丈夫です。

しのゆの冒険は始まったばかりだ!今後の進捗を見守りください。


ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?