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2018年4月の記事一覧

天国が見えたら

春の暖かさも夏の夜も
どうでもよくなるくらい疲れている
素敵な言葉が溢れる街で
野暮な僕らなら死んでいるみたいだね

秋の懐かしさも冬の景色も
見落としてしまうくらい繰り返している
未来から過去は振り返れるけど
過去からは未来を覗けはしない

きっと生きていたら
いいことあるんだって
根拠ない癖に

天国が見えたら
迷わず手を繋いで
痛みのない世界へ僕と行こうよ

天国が見えたら

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シムラ

環状七号を走りながら
口ずさんだ不確かなメロディ
いつもまともになれなかった
日常から抜け出したままで ああ

感情 止まない風の中へ
光に乗るそれぞれの想い
信号機が青に変わる度
進めば辿り着けると思っていた

思い出せなくて
何故か悔しくって
再生のボタンを久しぶりに押して

溢れ出すように
あなたの声がしてきた
寂しさと懐かしさを帯びていた

ずっと馴染みの道に出れば
すれ違

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奇跡

一生懸命 生きていくなんて
向いてない気がした
とは言えずっとこの生活
続けてもいられない

煙草は吸わない
お酒もあんまり
欲しい物も少なくて
それでもいつも浮き足立って
寝転ぶ部屋の中

奇跡が起きるのなら
僕にも「普通の生活」を
あの頃 夢見ていた
理想にはもう遥か遠くて
届かないな

一生懸命 生きていくなんて
向いてない気がした
人に甘えていられるほど
魅力もその気もない

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なかまはずれ

どうして
笑顔じゃないといけないの
涙がないといけないの
優しくないといけないの
楽しくないといけないの
言葉がないといけないの
気持ちがないといけないの
同じじゃないといけないの

どうして

同じじゃないと皆 嫌なんだ
だから 僕はなかまはずれなんだ
「ねえ、来ないで、あっちに行って」
そこに僕の居場所などないのにね
同じじゃないと皆 嫌なんだ
だから 僕は人間じゃないみたい
「ねえ、来ない

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N/C

ぐらぐらと生活に
振り落とされていく
絶望に囚われて魂を捨てた
天国行きのバスは来ない
人間として間違っていたんだ

パチパチとスイッチを
切っていくみたいに
簡単に殺されて
彼女は消えていった
お金なら払うから
乗せてあげてくださいな

平凡な毎日の片隅で
今日だって誰かが死んでいく

おやすみ
またいつか会えるその時まで

奏でたら奏でたで
相当嘘くさくて
何にも知らない人に

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あなたがいなくても

誰かに言われた言葉を
ただ順番に満たしていく
それでも満たされないのが辛かった

さよならされても構わない
想像よりも悲しくないから
いつだってそんな風に全て過ごしていた

僕がいなくても
世界が終わることもなく
あなたの生活は続いていく

誰かの痛んだ心を
救えるようなヒーローじゃない
本当は救われたいのは僕だった
僕だった

あなたがいなくても
命が終わることもなく
この下らな

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