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麻雀と咲

 雀魂というアプリゲームで『咲』コラボが始まっている。

 久しぶりに打った。竹井久のアバターで打つからといって悪待ちにはしない。私はこれといって特徴のない打ち方をする方で、たまに高目を狙っていったりはするけれど、基本的にはセオリー通りに打っていると思う。立直はあまりしないかな。現代麻雀は立直してなんぼとよく聞くけれど、ダマの方が性に合っているんだよな。


 咲の話がしたいな。
 前にも書いた気がするが、咲は異能力麻雀バトル漫画だと思っている。嶺上牌が必ず有効牌になるとか、東場でだけ恐ろしくツモがいいだとか、「普通の麻雀させてーな」と言いたくなるような能力者揃いの世界だ。
 私が好きなのは、前述したように竹井久というキャラクターで、主人公の所属している清澄高校麻雀部の部長をしている。待ちが悪い方にとると何故か和了る確率が高く、「清澄の悪待ち」と呼ばれる打ち筋で他校を翻弄する。なんなら自校の生徒まで翻弄されている。その天性の悪運が、人生においても発揮されているという点でも、竹井久というキャラクターはとても良い。……奇乳ともいえるキャラが増えてきた咲シリーズにおいて、当初から一貫して胸部が薄いというのも含めて。
 学校単位でいえば姫松高校が好きだな。清澄高校が全国大会に進出してから登場した高校で、二枠ある大阪代表の一校。主将の愛宕洋榎ももちろん好きだが、個人的には末原恭子を推したい。化け物揃いの全国大会において「凡人」を自称し、先述した名言「普通の麻雀させてーな」を発するが、その中でもめげずに化け物連中に立ち向かっていく様が素晴らしい。時折「主人公って末原だっけ」と勘違いするほど心情描写が多く、魔王化が加速していく本来の主人公・宮永咲よりも余程主人公サイドらしいが、出番以外では解説役に回ってしまう。最近ではめっきり姿を見なくなって少し寂しい。

 咲の話をしたらなかなか長くなりそうだな。スピンオフの話もしたいが、それはまた今度。

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