「色」とは何か?

どうもこんにちは、Shinです!

さて、突然ですが、あなたの目の前に見えているもの、何色ですか?

白い背景の中に、黒い文字。そう、今私のノートを読んでいる人は、そのような色を感じるでしょう。

では、そもそも「色」って何でしょうか?

答えは光です。

簡単な例を出すと、暗闇の中で「色」を認識できますでしょうか?
全てが黒に見えて、他に色は見えないですよね?明るいところでないと、「色」は認識できません。つまり、私たち人間の目には、「色」は「光」として認識します。

人間の目が受け取る事が出来るのは、「光」の情報(どんな色の光か、どれぐらいの明るさか等)なんですね。これが視覚情報です。

例えば、リンゴの「色」が赤いのは、リンゴが赤い「光」を放つからなのです。もしも、「色」=「光」でなければ、暗闇でもりんごの「色」は見えるはずです。

これが「色」=「光」を簡単に証明してくれる事実です。

では何故、色にも違いがあり、いろんな種類の色が存在するのでしょうか?

それは、物質により反射する光と、吸収する光の種類が違うからです。
赤いりんごに光が当たると、赤い光を反射して、それ以外の色の光を吸収します。バナナに光が当たると、黄色の光を反射して、それ以外の光を吸収します。

これは、物質の「励起」という反応が原因です。

前提として、物質とは分子で構成されていますよね?
分子とは原子の集合体です。
原子とは、陽子:中性子:電子で構成されています。

画像1

(例)ヘリウム原子の図

このような原子に、「特定の光」が当たると電子は「特定の光」を吸収します。
その後、一旦原子の中心から見て外側に電子は飛んでいって、受けた光の熱を放出して、元の場所に戻ってきます。

つまり、電子が「特定の光」を受けると、移動しながら「光」を「熱」に変えるという事です。

更に、このように電子が吸収する「特定の光」とは、原子の種類によって変わります。赤だったり、青だったり、緑だったり。

その原子の集合体である、物質でもそれは同じです。
電子が「光」を吸収する→その電子が含まれる原子も「光」を吸収する→その原子の集合体である分子も「光」吸収する→その分子の集合体である物質も「光」を吸収する。と言えます。

まとめると、吸収されて熱になった光は、光ではなくなるので、人間の目には見えません。

逆に、物質には吸収されない光が、人間の目に見えるという訳ですね。

では、少し戻ってりんごの話をしましょう。

りんごは、赤いです。

赤い「光」を反射して、他の光は吸収する事で、人間はリンゴが赤いと認識できます。
バナナも一緒です。黄色の光を反射して、他の色の光を吸収しますので、人間はバナナが黄色だと認識できます。

黒色の物質は、ほとんどの光を吸収するので、人間の目には「黒」に見えます。黒い色が光を吸収するから、夏は黒い物が熱くなるのは、ここに繋がってきます。

いかがですか?

「色」の原理は分かりましたか?

「色」=「光」であり、物質の色とは、光が当たって、特定の光を吸収して、残りの反射した光の色を人間が見て、物質の色を認識しているんですね。

当たり前すぎて、考える経験が無いような事ですが、考えてみると、ちゃんと原理があるんですね。

面白い!

では、 「色」とは何か? は以上になります。

ご拝読ありがとうございました!

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