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【ぶらり散歩】夜の銀座はしっとりとした雨が似合う

今日の東京は、だ。
そして、涼しい
とうとう、ついに、やっと、涼しい。

少々の雨なら、散歩はできる。
雨の似合う風景、雨の日にしか見られない光景を見に行こう。

都会の雨は地面も建物もぬらりとした光で包み、光で溢れ変えさせる。
だから好きだ。

美しい光のあるところ。脳裏に浮かんだのは、東京駅と銀座。
会社帰りの地下鉄に揺られながら一駅考えた。

そうしたらちょうど、銀座一丁目の駅に車両は止まった。

今日は、銀座一丁目から四丁目の界隈をそぞろ歩き、有楽町へ向かう。
言葉よりも、エレガントに煌くネオンの世界をビジュアル中心で楽しんでいただきたい。



銀座は一丁目から八丁目まであり、真っ直ぐな銀座通りを目抜き通りとして五番の目を形成している。子供の来るところではない。絢爛さを競い合うように高級ブティック、ジュエリー、デパートなどの奇抜な建物が隙間なく並ぶ。道路にはタクシーが溢れ、高級車が水しぶきを上げる。

銀座一丁目の銀座通り方面出口を出たところ
銀座二丁目。ブルガリは、Bを読まないのかVを読まないのが正しいのか
こういう車は普段はどこを走っているのだろう

この街を訪れる観光客は、アジア系が多い気がする。中国からの旅行が解禁になったことで、再びこの地を訪れる中国人は増えている。特に三越に群がっていた。白人の旅行客もいるにはいたが、おおむねTシャツに短パンのカジュアルな家族づれだから、買い物ではなく街ぶらだろう。


なんとなくアメリカン
銀座の高級なイメージとは裏腹に都営バスも走っている
銀座のシンボル百貨店「和光」のSEIKOの時計は雨ガッパ姿
三越の正面入り口はすごいことになっていた
グローバル旗艦店として日本最大の店舗が「マロニエゲート銀座2」に
有楽町駅へと近づいている
銀座は更なる発展を遂げようとしている
「TOKYU PLAZA」東急って実に不動産業がうまいと思う
有楽町駅には当たると人気の宝くじ売り場があるが、ボクの番はまだのようだ



銀座はフォトスポットが多すぎて、遅々として歩みが進まない。ぶらりフォト散歩をしていると、自分は人の目にどう写るのだろうと思わなくもない。一つ所に佇んで被写体やアングルをハントする姿は道ゆく人からすればやや浮いて見えるだろう。だが、もう慣れた。(人に迷惑さえかけなければ)ボクには夢中になる自由がある。普通に歩く速度では見えないものがボクには見えるのだ。

しっとりぬらぬらとした光に満ちた数々の写真をポケットにしまい、独り静かな花金に心地よい疲労感に包まれ家路についた。


今日は珍しく雨の散歩をお届けしました。
大人の街銀座のムードが伝わったら嬉しいです。
よろしければスキをお願いします。また、次回の散歩でお会いできるようフォローもどうぞ。


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