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【ぶらり散歩】多摩川の河川敷へ涼をもとめて息継ぎに
TOEIC SW初受験の帰り。必ず寄ろうと密かに計画?していたのが、多摩川河川敷。
最後に来たのは学生の頃だから、かれこれ20年以上も前。
その間、毎日のように通勤電車の車窓から眺めたり気にも止めなかったりしたこの広いオアシスだけど、改めて足を運ぶと灌漑深さが湧き上がってきた。
夏だ。これが。暑くて、眩しくて、滲む汗が気持ち悪いような心地よいような夏。
突き抜けるように高く広い空、
モクモクと力強く張り出した白い雲、
ワサワサと風にそよぐ緑、
涼やかに幾重にもひだを織りなす川面。
さんざめく蝉の声に、
中からはとても想像のつかない列車の轟音、
群れだって飛ぶトンボの羽音や、
子供連れの平和そのものな会話、
歩む度小気味良く伝わる砂利の感覚。
そうそう、これが夏だ。本物の。
エアコンの効いた室内からは想像し得ない夏。コロナ第7波が過去最高の感染者数を記録し続けてきたこの丸一ヶ月は、リモートワークに徹してきた。さすがに、そろそろ外の空気を吸いたい、ちょっといつもと違うところへ足を運んでリフレッシュしたい。
そんな中、ちょうどいいタイミングでTOEIC試験がやってきた。だから、試験に緊張もしたけれど、本当は、大きな意味では息抜きに来たのだった。今思えば、この河川敷に来ることが目的にすり替わってすらいたのかもしれない。
どんなにパソコンやスマホの画面越しから覗いても、どんなにビデオ通話したり動画を見ても、決して得られることのない五感の悦び。
今はまだエアトラベラーだけど、近いうち、また本物の旅に出かけたいな。
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