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【ぶらり散歩】なんと近所にちゃんとした遺跡があった...!!
灯台もと暗し。まさに、これ。
今の家に住んでもうすぐ20年になろうかってのに、チャリで15分の至近距離にこんな名所があることを知りませんでした。
いや、横浜市がもっとアピールすべきやろ。きっと本当に近所の人以外知らないんじゃないか??住宅街の真っ只中に立派な遺跡があることを。
三殿台遺跡
普通読めませんね。「さんとのだい」と読むそうです。
横浜の南、JR磯子駅からがアクセスしやすくて、西口から市営バス「天神前」下車徒歩10分。といいつつ、めちゃくちゃわかりにくい場所にあります!まさかそこに遺跡があるなどと誰が思うねんという入り口。
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ボクは自宅からチャリ(シェアバイク)でかっ飛ばして行ったのですが、心臓破りの坂が何本もあって、電動自転車でなかったら太刀打ちできませんでした。この入り口にチャリをとめて、ヒョイっと中を覗くと。。なんだか「原っぱ」が見えます。
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日本の遺跡というと、こう、なんか薄茶色の土っぽいところに竪穴式住居とか高床式倉庫が立ってて…みたいなイメージがあったのですが、麗しきグリーンの絨毯。これが爽やかで良い感じです。
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見渡すと、おじさんが。リタイア後、ボランディアガイドを務めていらっしゃるそうで。非常に知的でジェントルな方が温かく迎えてくださり、簡単にこの場所を紹介してくれました。だいぶこなれてて、説明に淀みの無駄もなくて感激してしまった。
聞けば、なんと驚きの事実!
ここには270もの住居跡があるんですと。原っぱを見ると、杭で囲まれたサークルとかスクエアのラインが幾重にも重なっていました。
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これ、それぞれ代表的な住居跡の輪郭らしい。重なっているのは、「縄文時代」「弥生時代」「古墳時代」という別々の時代の住居跡が発見されたから!もちろん、こんな長期にわたる3時代の史跡をいっぺんに見られるなんて超貴重!ということで、「国指定史跡」というご立派なポジションを獲得しております。
遠い昔に「日本の歴史」(漫画)とか読んだなぁ〜。貝塚とか黒曜石とか、埴輪とかいたな〜。ボクはそういうレベルのド素人です。そのド素人が何を一番見たかったかといえば、そりゃ「(古代ロマンあふれる)住居」です!
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ありました、ありました!思わず声が出ます笑
しかも3棟(3軒?)もある!気分が上がります。ひゃ〜〜!社会科見学にきた大きなお友達状態。
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しかも、中に入れます!ちょっとだけタイムスリップできます!これら3棟の復元住居は「縄文時代中期」「弥生時代中期」「古墳時代後期」のものということで、それぞれの時代の違いも見れる…ということを後でホームページで読んで、弥生時代の一棟にしか入らなかったことを悔やんでます。
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横浜市三殿台考古館
スモール博物館みたいなのもあります。そこには出土品、主に土器やら石包丁やら、あの懐かしのアイテムたちが展示されていて、当時の生活のイメージが膨らみます。本当に毎日食べることに時間を費やしていたんだなぁ。食べ物を食べて、寝て、子供作って、育てて…シンプルに命を繋ぐってことにフォーカスされた人生。時間は有り余っていて、病気や災害にも弱かったかもしれないけれど、なぁんで今はこんなに忙しい世の中にしちまったんだろうなぁと、羨ましいような気もしました。
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も一度外に出ると、考古館の入り口付近に弓矢らしきものがあることに気づきました。で、ちょっと視線を原っぱに向けると、さっきはスルーしていたがどうやら「イノシシ」と思しき(かなりクオリティ厳しいけど)アニマルの板が私に向かって射れ!とばかりに目配せしてきました。はは〜ん、縄文キッズたちが晩飯狩り体験というわけですな。実際、「貫頭衣」(縄文時代の衣服)を着て狩猟体験を味わうイベントがあるらしいです。
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30〜40分で見て回れるコンパクトだけど見応え十分な遺跡。なんたって2000年前から1400年前までの3つの時代を一気に往来できてしまうんですから、考えようによってはダイナミックな展示でもあるんですよね。
大変マニアックなスポットではありますが、ふと普段とは違う時の流れに身を置いてみたくなったら訪れるのもありかと思います。
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最後までお読みいただきありがとうございました!
だいぶ間の空いたぶらり散歩になりましたが、また次回もどこかの素敵スポットからお届けしますので、お楽しみに♪スキとフォロー、よろしくお願いします。
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