次こそ言いたい即答フレーズ(5)「がんばって」
今回は「がんばって」の表現ストックを増やしましょう。
がんばらずに笑
一挙に5つご紹介しちゃいます。
①まずは Keep up the good work
◆使用頻度
★★★★★
これ、いっつも「a」だけ?「the」だっけ?と忘れてしまうんだよなぁ。でも、意味をつかめばもう大丈夫。
相手が何かの目標に向かって努力している。それはプレゼン準備かもしれないし、最近クッキングを始めて美味しいカレーを作ろうとしているかもしれない。
何かしら「今すでにがんばっている」相手に対して、あなたが、「あなたならきっとうまくいくよ!そのいい調子(good work)を続けてね!」と励ます状況です。つまり、その「いい調子」はすでに相手も自分も共有済みです。
そういう同じ認識を持っている対象を指す時は、「the」を使うんですね。
だから、Keep up a good work だとおかしいわけ。
はい、もう忘れませんね。
さて、他の「励ます言葉」を見ていきましょう。
②Hang in there
この言葉を使うのは、相手が「苦境にあってめっちゃもがき苦しんでいる」時。「どうにか耐えてください。あなたならがんばれるはず!」という気持ちで真剣に応援するイメージです。
崖から落ちたと思ったら、たった一本突き出た細い木の枝に誰かがぶら下がっている。もう数十分そうしていて、腕はプルプル、意識は朦朧….ああ、もうダメかも…そこに駆けつけたあなたが「しっかり!手を離しちゃダメだよ!」という絵。
企画書づくりを頑張っているのに上司にちゃぶ台返しされたり、Noteを一生懸命書いているのに、いっこうにスキされなくて自信をなくしかけていたり(全部ボクです)。。。
誰かボクに「Hang in there」と言ってください。。
③Go for it!
◆使用頻度
★★★☆
サッカーを観戦していて日本代表がボールを奪い、カウンターをしかけているシーンをイメージ!「そうだ!行け行け!」と言いますよね。
それです。説明短かっ!
④Fingers crossed!
◆使用頻度
★★★☆☆
これはGood luckと同じです。
I'll keep my fingers crossed の略。
幸運を祈る時、欧米人はこんなハンドサインをするそうです↓
日本でいうグッドラックと同じニュアンスで使えますよ。
⑤Break a leg
◆使用頻度
★★☆☆☆
なんか物騒な言い回しが出てきましたね笑
これは、これからお芝居の舞台だとか演奏会のように、大勢の観客の前に出ていく人に言ってあげると良いでしょう。
何でこんな言い方をするかというと、芸能界のジンクスで、Good luckと言って送り出すと必ずBad luckが起こるという迷信があるそう。
なので、ラッキーなことが起こるように、初めに悪いことを言っておこうというトリッキーな言い回しになったとか(諸説ありです)。
あ、でも気をつけてください。
× Break your legs
というと、本当に「骨折してしまえ」って呪いかけることになっちゃうので。折るのは「a leg」=片脚だけにしておいてくださいね。
さて、今回は一気に5つも「がんばって」のボキャブラリーが増えました。
①Keep up the good work
②Hang in there
③Go for it
④Fingers crossed
⑤Break a leg
状況に応じてちょっとずつニュアンスが違うので、使い分けてみましょう。
最後に、「がんばって」だけじゃなくて、もう一言添えるにふさわしい温かい激励の言葉を。
You can do it.
You can make it.
どちらも同じ、「あなたならきっとできるよ」です。
本当にがんばっている時に優しく言われたら泣けてきますね。
今回の解説はいかがでしたか?少しでもお役に立てられたら幸せです。
それでは、今日もがんばらずに「伝わる」良い会話を!
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このシリーズでは、100人以上の外国人とSNSで会話してきた中で「あの時こう言えたらよかったのに!」と思ったプチ苦い経験をもとに学んだ、
"次こそ使いたい即答英語フレーズ"を一つずつピックアップしていきます。
インプットするたび、会話に弾みがつきますよ!
では次回もお楽しみに!
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