ゼンディカーの夜明けドラフト 連休のまとめ

この9月の4連休中にMTGアリーナでZNRドラフトを20回ほどではあるがプレイしたのでそのまとめとして記すことにする。

プレイ初日からとにかく負けまくった。初回こそ4勝したがそこから1-3を連発、果ては0-3までやった。

そして負けを分析することによって、そもそもZNR環境を勘違いしていたことに気付いたのだ。

「パーティ」、このキーワードに惑わされすぎたのだ。プレビュー期からプッシュされ、リミテッドにおいてさも重要なように錯覚してしまった。

パーティを意識するあまりデッキ自体がちぐはぐしてしまっていわゆる紙束を作ってしまっていた。初回に4勝したデッキが赤青のウィザードデッキだったこともありパーティはおまけ要素でZNRドラフトがアーキタイプドラフトだと気付いたのだ。

要約すると序盤にピックするべきカードは2種類。

・除去カード

・各種アーキタイプのキーカード

流れとしてはアーキタイプに行くべき理由となるカードがあればピックし、そうでなければ除去カードを集めておいて空いてそうなアーキタイプを探っていくことになる。どのクリーチャータイプが流れているか、流しているかをしっかり把握する必要がある。

それとZNR環境の特徴としてクリーチャーの質が全体的に低めで、アドバンテージを取りづらいので除去と相打ちで自然と1:1交換を繰り返すうちにリソースがなくなりトップ勝負になりやすい。

まずは主だったアーキタイプを紹介していく(もちろん他にもあると思うが…)

青黒ならず者(相手の墓地8枚以上シナジー)

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空飛ぶ思考盗みがキーカード、相手の墓地8枚を容易に達成させさらに全体修正までするまさにエース。というかこいつがいないとスタッツの微妙なクリーチャーが微妙にデッキを削るデッキになってしまう。遺跡カニとうクソカードもさらに高速で相手のデッキを削れてライフとデッキの両面から攻められる。なおウーロは出てこないので安心してほしい。

赤緑上陸

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アクームのヘルハウンドが比較的安く回ってくるので低コストのクリーチャーは確保しやすく、土地を持ってくるカードも安めなので早めのピックでクリーチャーや除去を取って後半に浄化の野火などを拾っていく形になる。

赤青ウィザード

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コモンにも優秀なウィザードがいるので組みやすく、赤の除去や泡の罠などがあり、画像のアンコモンはウィザードを唱えても誘発するため、使う機会はかなり多い。

赤+α戦士

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秘宝の斧はとにかく強く、複数ピックすることで+2/+1を前提にクリーチャーをピックして行ける。

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ぐらつく峰の伏兵が装備先として安定しやすく、3/4火吹きのスタッツは止めづらく除去されても元は2マナのクリーチャーのため痛くもない。秘宝の斧軸の場合は常に2マナで装備することを考えて2マナ3マナ域のクリーチャーを多めに入れておくとテンポロスなく戦える。

戦士で組もうとすると赤白に行きがちだが個人的には赤白はオススメしない。なぜかというとアドバンテージが全く取れないからである。序盤のごり押しが成立できなかったらジリ貧のまま負けていく展開になりがち。

そこでタッチカラーに黒か緑でアド負けしない構成にすると良い。

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黒か緑の除去を摘まみつつこれらのコモンを拾っていく。特にジョラーガの幻想家は個人的には緑のトップコモンだとすら思っているくらい強い。

コモン、アンコモンの4マナクリーチャーを見てもタフネス4は2種類のためほぼ相打ちできるので、1ドローが付いているときにありがちなサイズで負けてて盤面に影響できないということがない。

白黒クレリック

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コモンのクレリックだけ集めてもなんかちびちびライフゲインするだけのウンコデッキになるのでこのあたりのカードを指針にしよう。また秘宝の薬瓶もあると良い、従者付きの癒し手と合わせると宇宙が始まる。

青キッカータッチα

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1マナで置くことはあまりなく、4/2/2飛行としてプレイすることでカードカウントを損せず、その後のキッカー呪文に2/2飛行が付く形になる。アドバンテージの稼ぎ方がエグい上にこのカード以外はキッカーを持つ呪文と地上を抑える高タフネスのカードで構成すれば良いためパーツの代用は効きやすい。乱動への突入に2/2飛行が付くのをイメージすればヤバさがわかりやすい。

黒緑

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+1/+1カウンターシナジーではあるが、+1/+1カウンターは他のアーキタイプでも強いしそこまで強力なシナジーもないのでこの辺りのレアが出たら向か~って感じ。

上記のどのアーキタイプにも行けないときに緑と黒の強そうなカードを突っ込むと出来るデッキ。だが緑と黒の強いカードは他の人も欲しいので結局微妙なカードで組むことになる。緊急避難デッキ。

・アンコモン評価

今回のアンコモンは裏面土地カードもあってカードパワーの強弱が激しい。

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同じアンコモンでも第2面を持つカードは明らかに弱く作られているのでフパックのアンコモンによってはファースト、セカンドピックでコモンをピックすることも良くある。

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除去と各種アーキタイプのキーカードを除いて個人的に思ったよりやるやん!って思ったカード

カルニの待ち伏せは除去だけどマキンディの暴走と合わせてホンマに裏面が土地なんか!ってカード

・巨森の波動

マナサポートとして打てるしキッカーで打つとゲームエンド級

・春衣の僧侶

クリーチャーがマジで弱いので2色で5/4/5でも十分なデカさ。3色以上でコーナーで差をつけろ

・コモン評価(除去は以下略)

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キングダムにいそう。

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アグロのゴリ押し戦略を支えるカード、3/3というスタッツもまぁまぁ

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4/3/2飛行というスタッツにウィザードがいると死ぬと1ドロー、青の4マナはこいつだけでいいレベル

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こいついっぱい取ってれば勝てる。なんか相手の手札ちょっと多くね?って思ったらこいつのせい。

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かゆいところに手が届くカード。2マナ余って設置するくらいのころに手札なくなってる丁度良いカード。間違っても序盤のアクションじゃない。5マナから3マナクリーチャーと予備物資のダブルアクションや除去やバットリ構えながら隙を見てサクるカード。テンポロスせずドローできるので1枚オススメ。騙されたと思って使ってみ?

・まとめ

注意する点は2つ、アーキタイプのしっかりしたデッキを組む、アドバンテージを取れるカードを採用する。

以上

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