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【雑記帳】ビンテージウォッチはいかが? #2

個人的趣味の「ビンテージウォッチ」ネタ第2弾です。
今回は、お気に入りの時計をオークションで購入した時のお話。

これが、ぼくの一番のお気に入り、Gruen(グリュエン)社の Continental(コンチネンタル)というモデルです。
1950年代中頃のビンテージウォッチで、オートマチック(自動巻)。

特に気に入っているのは、文字盤のデザインです。

・インナーサークルを境にしたツートンカラー
・色褪せたことによるシャンパンゴールドのような風合い
・楔型インデックス(1〜12時を示すV字に尖った部分)

この3点に惚れ込んで購入しました。

購入したのは「eBay」の公式日本語サイト『セカイモン』です。

腕時計は単体での出品の他に、lot(まとめ売り)の出品があります。
まとめ売りは価格が割と安く、掘り出し物が混ざっている時もあるので、ぼくは良くチェックしています。

「Gruen Continental」も4本でまとめ売りしていた内の1本でした。
ただし、商品説明には「Gruen Continental」は非稼動(ネジを巻いても動かない)と書かれており、他の3本は稼動するものの魅力に欠けるデザインでした。

ビンテージウォッチの購入では中身の確認が重要です。
外見が綺麗でもムーブメントがボロボロだと使えませんし、ひどい時には外見は高級時計で中身が安物のムーブメントなんてこともあります。

しかし、ムーブメントの写真まで掲載するのは高価な時計くらいで、安物を集めたまとめ売りでムーブメントの写真が掲載されていることは、ほとんどありません。「Gruen Continental」も内部の写真がないので、修理して直る可能があるのか、全く見当がつきませんでした。

賭けではありましたが、今後同じデザインの時計に巡り合うかわからないので、思い切って入札しました。
落札価格は、手数料や送料含め、日本円で5〜6千円くらい(1本あたり2千円弱)だったと思います。

商品が届いたらエルオクロック(ビンテージウォッチ専門店)に持ち込んでオーバーホールを依頼。
オーバーホールでは、ムーブメントの分解・洗浄・注油・組立・調整・不良部品の交換、外装の洗浄が行われます。

オーバーホール後、「Gruen Continental」は見事に甦りました。
最後にHIRSCH(ヒルシュ)社の時計ベルト「リベッタ」を着けたものが、冒頭の画像になります。

オーバーホール費用は2万円くらい。時計ベルトは1万円くらい。
総費用は3万2千円くらいになりました。
ビンテージウォッチとしては安価な方ですが、ぼくにとっては相当な出費。
それでも、一生大事にしたくなる腕時計が手に入ったのですから、良い買い物だったと思っています。

購入から4年。
今日もぼくの左腕でカチコチと気持ちの良い音を立てています。

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