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物語綴り

タバコ吸う姿に色気を感じる。いつからかそう思うようになった。

隣で吸うこの人はどことなく色っぽくて、気だるけな態度と合間って余計にそう感じるのかもしれない。
紫煙を纏う貴方の存在が月の光でより増しているようにも思う。

そんな貴方に魅了された私は、横になってぼんやりと紫煙が漂うのを眺めている。漂い、闇に溶けるそれはどことなく私に似ているような気がして、目で追ってしまう。そんな私に目をやって支度を始めるこの人はこのまま朝には日常に帰っていくのでしょう。

だけど私は夜の闇にまた繰り出すの。

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