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その本は、かならず学びになることを教えてくれる

大好きな著者の本のレビューをなんとなしに読んでいたら、「読んでみたけど、真新しいことはなにもなかった。内容がありきたりです」と冷たく一刀両断するような批判レビューが目に飛び込んできた。

ありきたりか……。

私はこのレビューを読んで「ひどいこと書くなぁ」と思いつつも、複雑な気持ちになった。

懺悔をすると、過去の私も別の本に対して「ありきたりで、なんだか読み応えのない本だなぁ」と思ってしまったことがある。

「その知識はもう知っていますよ」と言わんばかりに。

でも、今の私なら「じゃあ、その知識を、上手に日常に活かせていますか?」と、過去の私に問いかけるだろう。

過去の私は「えっ、それは……」どうだろう、と、言葉をつまらせるに違いない。

いろいろ学んで氣づいたのだが、知っているだけでは、本から得た知識を日常のなかで活かせるようになれるわけじゃないのだ。

その知識を、どこまで自分のなかに落とし込めているか?

知識が腑にしっかり落ちて、無意識レベルまで染み込んでいないと、日常の行動に生かすのはすごく難しい。

自分の思い込みと、本の知識が自分のなかでケンカして「わかっていてもできない」といった現象が起きたりする時もある。

また、人間は忘れる生き物だから「すっかり忘れてました、てへ」なんて場合も、珍しくない。

偉いことを語ってしまったが、私も道なかばの身分。

だから、持っている本にマーカーや線を引いて、氣づいた内容をページの隅に書くようにしている。

あとは、本から得た知識を日常で実験して、体感してみるのだ。

すると、ありきたりな知識は「なにものにも変えがたい経験値になるんだ!」と、最近やっと実感してきた。

それに、行動して失敗して、落ち込んで泣きたくなった時に、ふと手にした本が「いやいや、こういう見方もあるんですよ。だから安心してよ」といわんばかりに、新しい知識を授けてくれる時だってある。

どんな本でも学べることはあるんだと、私は強く主張したい。

(ビブリオエッセイここまで)* ┈ ┈ ┈ ┈ ┈ ┈ * ┈ ┈ ┈ ┈ ┈ ┈ *


【あとがき】

このエッセイは、文章の書き方サロン「ふみサロ」の提出課題として執筆したものです。

課題書籍「その本は」から、今回も、自分の感じたことや経験談をエッセイにしたためました。

知るのは簡単だけど、そこからどう活かしていくのかって難しく思うときもありますが、楽しく思うときもありますよね。

今回は、「本が大好きなんだよ!ラブなんだよ!」という愛をこめて執筆しました^^

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