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誰でも、いい感じに読書感想文が書けるフレームワークがあったなんて!

読書感想文にもフレームワークがあるのをご存知でしょうか? なんと下記の順番で伝えると、いい感じに読書感想文が書けるんです。

1.選択した理由
2.あらすじ
3.印象に残ったシーン
4.今後の行動


夏休みのときに知りたかったフレームワークですね~~!

大人になると読書感想文を書くということはあまりないかもしれませんが、相手に「読んでみたい」と思ってもらいたいときに活用できます。
・部下や同僚にビジネス書を読んでほしいとき
・好きな漫画を勧めたいとき
・ビブリオバトル
・レビューコメント
・朝礼などのミニプレゼンとして
などなど


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それぞれ5分間で本を紹介し「どの本が一番読みたくなったか?」を競うコミュニケーションゲームです。詳しくは下記より、公式サイトをご覧ください。おもしろいですよ〜!

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それでは、読書感想文フレームワークを順を追ってみていきましょう。

1.選択した理由を伝える

本を読んだということは、何か読みたかった理由があるはずですよね。まず初めに、なんでこの本を読んだのかを伝えます。タイトルや作者などの情報もこのタイミングで言っておきましょう。


2.あらすじを話す

どういう内容が書かれているのか、要点をかいつまんで紹介します。どのくらい細かく話すかは、使える時間にあわせて調整してくださいね。

特に時間制限のないおしゃべりなどで小説や漫画をお勧めする場合は、次の印象に残ったシーンに繋がるように、展開を伝えていくと話に引き込むことができます。


3.印象に残ったシーンを1点だけ紹介する

そのシーンを説明するだけではなく、読んで 自分がどう思ったか、を伝えることが肝心です。大事なところなので、熱量たっぷりにそのシーンの魅力や心に響いたこと、胸が熱くなったことを語ってください!


4.今後の行動

最後はこの本を読んで、じゃあ自分は今後どうしていくのか ということを伝えます。この本からどういう影響を受けたのか、というところですね。

過去に読んだビジネス書を部下や同僚に勧めたい場合は、過去に自分の行動がどう変わったのか、継続して取り組んでいることなどを伝えましょう。



やってみました!

最後に、実際にこのフレームワークを使って、お勧めの本をご紹介します。


本日、紹介する本は、竹村俊助さんの「書くのがしんどい」 です。現役の編集者さんで、編集者ならではの視点で書くコツをまとめたnoteもたくさん書いてらっしゃるので、ご存知の方も多いのではないでしょうか?


わたしもnoteで竹村さんの記事をよく読んでいて、そこでこの本の存在を知りました。「書くのがしんどい」どうでしょう、このタイトル。そして帯には「そんなあなたが書けちゃうんです!」と書かれています。

書くのがしんどいときは苦しいですよね。わたしも書くこと自体は嫌いではないのですが、仕事で長文メールを書かなければならないときや、noteが上手くまとめられないときなど、しんどい……と感じることが多々ありました。書きたいのに書けない、しんどい。本当に苦しいです。

そこに「そんなあなたが書けちゃうんです!」と、あの竹村さんが言っている。コツを教えてもらえるとあれば読むしかない! そう思いこの本を手に取りました。


内容を簡単にご紹介します。
まずこの本では、書くことにまつわる「しんどい」を5つに分けています。

・書くことがなくてしんどい
・伝わらなくてしんどい
・読まれなくてしんどい
・つまらなくてしんどい
・続かなくてしんどい

しんどいにも種類があったんですね!

書き始めるところから、伝わらない、書いたけど読んでもらえない。内容がつまらない。続かない。最初から最後までそれぞれのシーンで感じる「しんどい」の乗り越え方、すぐに使えるスキルやノウハウが紹介されています。


その中でも「書くな。伝えろ」という教えが心にガツンと響きました。
文章を書こうと一人でパソコンや紙に向かっていると、意識が自分の内側ばかりに向いてしまいます。するとつい、良い文章を書こうと意気込んでしまいますよね。見栄を張って無理に難しい表現を使おうとしてしまったり、細かなところが気になって手が止まってしまったり。思い当たるところばかりです。

でも、目的は「書くこと」ではなく「伝えること」なんですよね。伝えるために書いている。特別に上手な文章じゃなくても良い、伝われば良いんだ。そう思ったとき、スッと心が軽くなりました。

そして、せっかく書いた文章でも、伝わらなければ意味がない。それが分かった今は、背伸びをした文章を書こうと一人で悩み続けるより、やさしい言葉で早く相手に伝えたいと思うようになりました。


もちろん伝わりやすい文章というものはあるので、ただ書けば良いというものではありません。「どうずれば伝わってくれるのか」を意識して、今後も工夫しながら書き続けていこうと思います。

この本には、伝えるためのスキルやノウハウがたくさん紹介されているので、「書くのがしんどい」と思ったら、是非あなたも読んでみてくださいね。



読書感想文のフレームワーク、いかがでしたでしょうか?
お子さんが夏休みの宿題で困っていたらチャンスです。是非このフレームワークを使って「お父さん(お母さん)、すご~い!」と言われてみてください。


それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました!


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