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暮らしの中に、自由に、楽に、着物を取り込みたい。

 本当は、闘病記事の連載をさっさと始めたいのだけど、仕事やプライベートでなにげに忙しく、準備が整っていなかったりします。

 とはいえ、せっかくnotoを始めたのだから、最低でも月に一度は更新したい。

 そんなわけで、大好きな「着物、和服」の話です。

 作家アカウントのX(Twitter)をフォローしてくださっている方や、イベント会場でお会いしたことがある方は、私がふだんからときどき着物を着ていることをご存じだと思います。

 そもそも、どうして着物、和服を着るようになったかというと、着付け講師だった母の影響が大きいです。

 私が小学生のころ、急に着付け教室に通い始めた母は、努力の甲斐あって着付け講師の資格を取得(花嫁衣裳の着付けまでできる)。
 そして、当時暮らしていた狭い公営住宅で週に一度、個人で着付け教室を始めました。
 教室のある日は、居間に生徒さんを通すので、私と妹たちは別室でおとなしく夕飯を食べながら、教室が終わるのを待っていたのを覚えています。

 母は着付けを習う前から、冠婚葬祭はもちろん、入学式や卒業式にとどまらず、お正月や参観日、夏休みの帰省の際にも、着物を着るような人でした。

 そんな母を見て育ったせいか、比較的、着物が身近な存在だったと思います。
 私も妹たちも、社会人になると母の教室で着付けを習いましたし、冠婚葬祭や子供のある者はお宮参りに学校行事など、付け下げや振袖、浴衣などを自分で着付けてきました。

 ただ、ふだんから着物を着るようになったのは、私だけとなりましたけどね(汗

 あ、あと!
 私自身、歴史オタクというか、時代物が好きという点も、着物に興味を持った理由のひとつかもしれません。

 まあ、そんなこんなで、最初は友だちとの初詣とか、イベント(同人誌即売会)にで出かける程度だったのが、ふつうにお出かけだったり遊びにいくのに、着物を着ていくようになりました。

 でも、着物を着る機会が増えたのは、10年前くらいのこと。
 実はストレスで激太りして、お友だちとの食事会に着られる服がなくて困った結果「よし、着物でいこう!」となったのがきっかけだったりします。(前日、着ていこうと思っていたワンピースが入らなかったんですよ・涙)

 それ以来、外出の際に着物を選ぶことが増えました。

 最初は正絹の小紋だとか、紬だとかしか持っていなくて、帯も名古屋帯でお太鼓にするしか能がなかったんです。
 母に習った着付けにこだわっていたし、正絹を汚さないよう気疲れしたり……。

 でも、木綿着物の良さに気づいてからは、気楽なお出かけには木綿ばかり着るようになってしまいました。
 家で洗えるって、やっぱり気が楽じゃないですか!
 今では、ポリや麻、ウール等を買い求め、ふだん着物をどんどん楽しむようになった次第です。

 和洋折衷なコーディネートが大好きだし(めっちゃ楽だしな!)アンティーク着物や銘仙にも興味がある。
 いつかは欲しい着物もあるし、月に数回じゃなく毎日でも着物で暮らしてみたいなぁと思ったりもします。

 着物でもっといろんな場所へいきたいと思うようになり、そして実際にいくようになりました。
 会津や伊勢、熊野、昨年は長野に着物で旅行しました。松本城、着物で天守閣上ったよ!
 今年は日光に綿紅梅の浴衣を単衣着物風コーデで出かけて、東照宮や華厳の滝、中禅寺湖をまわった後、江戸風情溢れる羽生SAでうなぎを食べたりもしてきたし。


華厳の滝でわはぁ~い!
SAとは思えないロケーションの羽生SA


ということで、私なりのふだん着物生活を、こちらでちょっとずつ公開していこうと思います。

とくに勉強になったり、お得な情報が得られるわけではないかもしれないけれど、ふだん着物に興味のある方や、これから着物を着てみたいという方にとって、そっと背中を押してあげられる場所になれたらいいな……と思います。

よかったら、これからお付き合いくださいね。

まあ、本当にテキトーのんびり、着物暮らしの様子だけなんで、読んでくださる方も気楽にどうぞ~!


2023.10.27

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