倚りかからず/茨木のり子
詩乃ジカン。
00:00 | 00:00
詩集『倚りかからず』より
──ながく生きて 心底学んだのはそれぐらい──
この言葉が発せられるまでに、どれの人生があったのだろう。
倚りかからず。
まずは倚りかかっていることに気がづくところからかもしれない。
御年85歳になるお茶の先生の「心の主を起こす、たたき直す必要がある」という言葉を思い出した。
禅語の“喫茶去”もこういうことなのだろうか。
──ながく生きて 心底学んだのはそれぐらい──
この言葉が発せられるまでに、どれの人生があったのだろう。
倚りかからず。
まずは倚りかかっていることに気がづくところからかもしれない。
御年85歳になるお茶の先生の「心の主を起こす、たたき直す必要がある」という言葉を思い出した。
禅語の“喫茶去”もこういうことなのだろうか。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?