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シリアルアントレプレナーのリアル。令和トラベルの創業から2ヶ月でやってきたこと

どうもこんにちは。あたらしい旅行をデザインしていきたい海外旅行代理店、令和トラベルです。レイヤーXふっきさんに習い、度々ミッションの啓蒙をさせていただくことにします。

さて、令和トラベルの創業を発表してから早くも2ヶ月が経過しました。つまりYouTubeの更新を止めてからも2ヶ月が経ったわけですが、今のところ誰一人からも「更新止まってるよね」とは言われたことがありません。みんな、なんでなの?

すいません、ここから本題です。

わたしは今回が2回目のスタートアップ創業なので、いわゆるシリアルアントレプレナーという部類に属することになります。海外旅行の戻ってくるマーケットに合わせて行く必要もあり、とにかく色々とスピーディに大量の施策を放ち続けています🔥 これは幸か不幸か再度の緊急事態宣言とも重なったおかげで、飲み会が全く無いし、毎日朝から晩まで死ぬほど働きながらスタートアップしています。そのせいで、サウナには週3回しか入れていない。

今日はこれからスタートアップを始める方にならばちょっとだけ役立つかもしれない情報をまとめてみようと思いました。なお2ヶ月前の創業で書いたブログも是非ご覧頂けると嬉しいです👏

「ヒト」についての話し👩👨

・採用活動
様々なことを一気に整えてアウトプットをしてきました。

コーポレート採用ページを作り、ダイバーシティ&インクリュージョンプロミスを策定し、更にホームページをオープンさせと、全ては素晴らしいメンバーの採用のために一気にローンチ🔥(正確には社名も広報もせず、2月頃からステルス採用はスタートしていたが....)余談だが、全部ノーコードのSaaSだ。Webflowでホームページは動いているし、Notionで採用ページやD&Iプロミスを定めたし、採用エントリー応募もHERPさんを活用させていただいている。これは当時と比較しても非常に恵まれた環境であり、ここ数年でのスタートアップ立ち上げ速度や簡便性の上がり方は半端じゃないと身を持って体感している。(その他のSaaS業者様各社にもたくさんお世話になっています。ありがとうございます。)

そして、4月からというものプレスリリース後に応募が300人近くからあったので全員のプロフィールを拝見させていただいたり、毎週5〜10人くらいには新規で会うことができた。CHROの田村が中心となり、媒体選定やパートナー企業さんらを発掘したり、リファラル採用活動などたくさん頑張りました。5月のGW明けくらいからは媒体掲載も徐々に始まってきて、6月にはほぼ整いそうなのでスピードもトップギアにしていきたい。

その結果として、今日までに10名のフルタイム正社員がジョインしてくれ、9月までにはさらに+10名ほどの採用をする予定で動いている。ちょうどこれで20名となってくるので創業メンバーとしては十分なサイズ感になると思っている。が、全然まだまだ決まっていないので、興味ある方は是非、サイトもご覧くださいませ👏

・組織開発
創業直後こそ、創業メンバーの強い結束が重要であるとすごく感じている。強い結束をさせていくには言葉の力を借りたい。言葉に働いてもらうのだ。言葉を定義していき、言葉の解釈(解像度)を全員で共通化し、それを徹底的に使っていく。そんなわけで、僕たちは4月、5月と2度の1day合宿を開催したり、締め会を開催したり、全メンバーとの1on1を開催したり、様々な準備をした。

またリモート環境下におけるオンボードの難しさもいきなり感じているが、徐々に入社時準備やキットの検討ややることリストや受け入れスタイルなどが定まってきたような気がする。走りながら考える。

そうこうカオスを乗り越えましては、2ヶ月ほどで「ミッショントライアングル」の原型を完成させることができ、研修を通じて創業メンバー全員でなんのために私たちは働いていくかなど深く話し合うことができた。多分誰も見ていないと思われるが、私のYouTubeでも重要な組織運営の1つのアウトプットとしてあげたので見てほしい。


個人OKRもちょうどつい先週金曜日の研修にて策定が完了し、全員がどんなOKRで働いているのかが共有でき、お互いにサポートしあっていける状態になってきた。

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例:バリュー研修の一コマ、このようなテーマを全員で話している。

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「モノ」についての話し💻

・ブランドプロジェクト
4月からはサービスをローンチするにあたって、ブランドネームの検討プロジェクトもスタートさせています。強力なパートナーさんチームとご一緒に、ブランドロゴやストーリーなどを絶賛検討中です。ようやく名前なども方向性が固まってきて、ロゴデザインをどうしていこうかと話しているところです。お披露目が今からワクワクでたのしみです。

・プロダクト開発
ここは話すことがとてつもなく多いが簡潔に・・・わたしたちは本気で、どこよりも最高に使いやすく、スピーディで、プロセスも完全にデジタル化されている唯一無二の海外旅行代理店を目指している。

基本的なMVPの考え方はこの通りです。

現在は、プロダクト開発組織作りから、プロダクトマネジメント、サービスビジョン、さらに細かな機能要件定義、そしてバックオフィス体制との密結合などあらゆることを議論しているカオスの中にいる。パートタイム副業の方々も多数いる複雑なマネジメントを、フルタイムのPMやエンジニアメンバーが中心となってリードしてくれている。わたしたちのサービスローンチは、世情をよく見て判断しなくてはならない難易度こそあるが、7月中の完成を目指して全速前進で頑張り中。

チラッ。フルリモート環境でも働けることがわかった。

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・Bizdev(事業開発)やオペレーション
この事業において絶対的に欠かせないのがクライアントさんとのやり取りである。海外旅行の予約手配をするということは、多くの企業さんとの干渉が発生する。飛行機、ホテル、現地での交通手段、アクティビティ、観光地、チケットシステム、など。さらにはその手配に関わるオペレーションも非常に煩雑で登場人物も大変多いし、安全面やインシデントが完全にゼロといったところもとても重要である。そんな複雑怪奇なオペレーションシステムを完全に理解して、スムーズに解決しなくてはならない。

わたし自身もCSOの受田を中心としながらも、4月から既に多くの海外現地のホテルさん、旅行代理店さん、またランドオペレーターさんと呼ばれる方々とのMTGに出席し、実情やシステムの問題点をヒアリングさせていただいた。現場感は本当に重要であると認識し、来月にはコロナ次第ではあるが海外現地にも赴いてみる予定である。思えばRelux時代も最初は非常に大変だったが、最前線である営業現場には自らも全国行脚しながらお宿の皆様と話しをさせていただいたことを思い出した。

こんな活動を通じて、MVPのあるべき姿を常に妄想してなんとか乗り越えていきたい。今回はより一層複雑なシステム・オペレーションになるが、1つづつ潰していけば大丈夫と信じている。

「カネ・管理」についての話し💸

・経営管理
そもそも、わたし自身はプロダクトに徹底コミットしたいし、成功している会社ほどCEOがプロダクトにコミットしているのだ、とは前回Noteに書いた通りなのだが、これはほかの業務品質を下げてやるではなく品質は高いままやる必要があった。そこでこの図のような時間管理について徹底的に意識し、この創業期のカオスである2ヶ月を過ごした。つまり逆説的だが今は管理などに時間をすごく使っている。(ちなみにこのとても大切な話しもYouTubeでしたのですが、当然無風でしたよね....)

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手前味噌すぎる、私はアントレプレナーの中でもすごく恵まれているスキルがあり、それはKDDIグループのマネジメントにいたおかげでたくさん学ばせてもらった企業ガバナンスのデザインである。当初はぶっちゃけると、「こんなの意味ない」「遅くなるしスタートアップさが失われる」なんてバイアスを本気で持っていて、倫理規定委員会などでは要注意グループ会社となっていたような気がしないでもないが。笑 しかしやってみると実態は全く逆で、ガバナンスを整えることにより一発退場のレッドカードインシデントはゼロに近づけておけるし、何より意思決定の質が大幅に上がるのである。

令和トラベル社のガバナンスデザインとして、まずは資金、法律、労務の3つは意識的に設計した。資金は預金管理や振り込みや稟議ルールを策定し、絶対にエラーが起こらないように仕組みを整理整頓してオペレーションを回している。またどこかでこの辺りも共有したい。法務はリーガルチームとのやり取りを効率化し、相談のフローを整えた。特に海外旅行は安全が最も重要であるため、様々な書面準備も大変であるが最初にやりきってしまった。あと少しで一旦スタートラインには立てる。また労務についても適法になるよう最初から完全なる体制を作る必要があったため、パートナー企業さんや社労士事務所さんらを交えて36協定や各種労務規定や有給残業といったものをこの2ヶ月で一気に全て整備しておいた。

最初からIPOの準備をしていく上でも、ともかく出戻りゼロになるよう正しく設計をしたのである。私たちは絶対に5年以内のIPOを実現していく。

・ファイナンス活動
創業直後とて切っても切り離せないのがファイナンス活動だ。自己資本だけで戦っていくには限界があるし、また会社全体にガバナンスを強固に効かせたり、緊張感をもたせるためにもチャレンジ資金を調達したいと考えている。しかしシードフェーズだし、プロダクトもない中どのように進めようかと悩んできた。今回は色々と思うところもあり、今までとは全く違うようなやり方をしているので6月中には何らかの発表ができたらいいなぁ。。なんて思っているが、これもプロダクトと同じく市況次第で右にも左にも、または遠く未来へ行ってしまうかもしれないのだが。

・オフィス戦略
いままではツクルバ社の恵比寿Co-Baをお借りしていたし、快適度MAXであったが、仲間が増えてきたところもあり5月からは渋谷にオフィスを構えて入居をした。東急不動産様との素晴らしいめぐり合わせがありトントン拍子で渋谷駅から徒歩1分の考えうる限り最高の物件が決まり、内装も半分完成くらいでもう入居をしはじめてしまいました。(他方、緊急事態宣言下なので出社非推奨で、わたし自身2−3回しかまだ来られていない....)時間も全くないなか、超スピードで什器購入や設計を進めていただきました。

ちなみにこの素敵なオフィスだが、2022年明けには解約することを決めており、居抜きでの退去条件も先に決め、私たちの移転先オフィスもすでに決まっている。これで3年超はオフィスに悩む必要がない。これも先に書いた、時間を効率よくするために先回りして確保することができたので非常に良かった。(と、今のところは信じている。)

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まとめ

書いているとめちゃ長くなりましたmm

令和トラベルの創業から2ヶ月間でしたことを書いてみたが、我ながらたくさんの方にお力添えをいただきながらも、様々なことが仕掛けられたような気がする。しかしまだまだスピードを上げていかないと、海外旅行の復調に間に合わなくなってしまう。これが思う中での最大懸念である。

引き続き、私たちはあたらしい旅行をデザインすべく、徹底的に色々なチャレンジを放っていけたらと思っています!是非これからもソーシャルメディアや、メルマガや、私の動き方をウォッチ頂けたら嬉しいです。

そして、もしこんな会社にジョインしたい方がいましたら、是非チャレンジしてくださったら嬉しいです🔥 CTO、COO、CFO、CMOなど幹部候補の方は絶賛募集中ですし、旅行やサウナが好きなエンジニアや、ゼロイチからグロースを担ってくれるマーケター、CRM担当や、インターン生などなど・・・とにかく全職種募集中です。

旅行業界に新しい歴史を創っていきますよ!


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