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「現場力を鍛える」を「世界標準の経営理論」と読み解く#2章-5
「ビジネス名著大全」という、ビジネス名著90冊を厳選し、1冊6ページくらいでまとめてくれている、ありがたい本があります。それを横暴にもさらにスライド1枚にまとめてみました。第二章 実行・実践の五冊目は「現場力を鍛える/遠藤 功」です。
1枚まとめと学び
手を抜くとすぐわかる、小さなチーム単位で機能させるような組織設計をするというのが、これまでの本章「実行・実践」の4冊になかった要素で面白いな、と思いました。他の四冊は、下の方にリンクまとめておきます。
ところで、7つ目の「不満足」というのがとても本質的だな、と思いました。というのも、「世界標準の経営理論」の中で個々人のアスピレーション(意欲)を高めることが個々人の危機感を高め、学習意欲(サーチ)を高める、ということが経営理論の中で体系化されていたからです。
それはマーチ=サイモンの組織意思決定の循環プロセスと呼ばれているものです。以下のように図示され、この左側の赤で描いたサーチを促進するループを作ることが、まさに、強い現場の7つ目の条件を表していますね。
また、1つ目の条件である「~way」を明文化する、というのは、「世界標準の経営理論」第14章組織の記憶の理論の中で記載されているシェアード・メンタル・モデルという概念で説明されていました。
シェアード・メンタル・モデル(SMM)
・メンタル・モデル(MM):仕事などに関する様々な情報・知見が頭の中でどう整理・描写されているかの認知の体系
・組織のSMMが高い(MMが揃っている)ほど、他メンバーの行動や役割分担などを予見しやすくなり、メンバーの認知の負担が減り、知を引き出しやすくなるという理論
上記では、新しい活動をする意欲を高めるという文脈で説明されていますが、現場力という文脈でも、現場に向かう意欲を高めるし、その活動の中で工夫するために、頭を使う、認知的な余裕を作り出すということですね。
本書「現場力を鍛える/遠藤 功」の強い現場の7つの条件は、経営理論から見ても非常によくできているんだなぁ、と感じました。
2章の1~4冊目は以下で記事にしています。
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