見出し画像

感情の自制はタイミングが全て

前回は「自信と自尊心を構築する」について、「おかれた状況で使える強みを特定し、口に出す。強みの周辺を開拓して育てることで自信を構築する。独り言に着目して、批判的なものはポジティブ変換をかけ、健全な批判になるようポジティブ変換をかけて成長の糧にする」という内容を学びました。

今回は、「自己規制を強化する」という章の「感情を自制する」についての学びを共有します。ポイントは、「タイミングが全て、行動を起こす前に待つ訓練をしよう」です。

感情の自制が特に必要な2つのタイミング

誰でも、自分が苦手な状況というのがあり、自分を管理する戦略を立てる必要があります。特に注意が必要なタイミングが2つあります。

1. ストレス下は思考脳が停止する

画像1

EQ2でご紹介したように、ストレス下では扁桃体ハイジャックという思考脳停止状態にあるので、後で後悔するような性急な行動を起こしがち。まずは、EQ#3で学んだような方法を使って、自分の感情を特定して、自分が扁桃体ハイジャックされていることを自覚します。その上、いくつか感情を落ち着ける方法をストックしておき、それを日々の生活の中で使う「待つ訓練」を繰り返し、習慣化していくことが必要です。

感情を落ち着ける方法

具体的な、「感情を落ち着ける方法」としては、

トイレに立つ、深呼吸する、頭の中で数を数える、運動をする、信頼できる友人と話す、日記を書く

といったことが紹介されていました。

昔、乳児の育児をしていた頃、泣きじゃくる子供を抱っこしながら、途方にくれストレスが物凄い状態にあったとき、そう言う時は、「本棚の前に立ち、ひたすら本の背表紙を読む」という方法を教えてもらったことがあります。

2. 日々の交流

画像2

2つ目のタイミングは、日々の交流の中にあります。特にありがちなパターンが4つあります。

1. 周囲のプライバシーを確認せず会話を始める
2. 事実や意見を揃える前に決断する
3. 影響しそうな人や影響の内容を見極めず行動を起こす
4. 人に頼まれて、つられて情報を共有しなければ、と思う

実践編:私の場合

ストレングスファインダーによると私は収集心と自我という二つの強みを持っています。ゆえに、本項のありがちなダメなシーンで取り上げられている「人に頼まれて、つられて情報を共有しなければ、と思う」というのが一番、身につまされるシーンです。

自分の知っていることを話し始めると「話したい!」という感情を自制できなくなり、相手が置いてけぼりだったり、感情的になって、意見が過剰な方向に行きすぎて、中立的な立場だったはずなのが、戻り難い状況を自分で作り出してしまっていたりして後悔する、なんてことがよく起きてしまいます。

自分をよく観察し、「あ、ハイジャックが起きてるぞ!」と察知したら、間をとり、深呼吸なり数を数えるなりして「待つ訓練」をしよう、と思いました。

まとめ

今回は、「自己規制を強化する」という章の「感情を自制する」についての学びを共有しました。ハイジャックを自覚し、止める術を身に付けたいですね。あなたのおすすめの自制の術があれば是非コメントにて教えていただければ嬉しいです。次回は、「トリガーに対処する」についての学びを共有します。

本コンテンツについて

Linkedin Learningで「こころの知能指数(EQ)の高め方」というプログラムでの学びを2020年12月27日から2021年1月13日までの18日間、Facebook上で、上記のような板書と、そのときの学びや気付きなどをアウトプットしたものを加筆・修正した全15回シリーズでお届け予定です。

全体はこちらのマガジンにまとめていますので、ご参照ください。

「形のあるアウトプットを出す、を習慣化する」を目標に更新していこうと思っています。よろしくお願いします。

しのジャッキーでした。

Twitter: shinojackie


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?