【詩】渚/恋活
消えてしまった音を聞こうと
耳を澄ます
正午には
まだ、とどかない
湿り気のある風が鼻をくすぐり
砂浜が淋しいのを嗅覚で感じた
片方だけ残された
ビーチサンダル
持ち主だったひとの足音をとどめ
今でも
おもいを発信している
(渚でつむがれた
ひとときの逢瀬を
波が静かに冷ましてゆく)
明日の出会いのために
糖分をひかえる
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写真、お借りいたしました。
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私は、恋愛詩なるものを書く場合、
なるべく女性目線になったつもりで
組み立てたりしています。(あくま
で、つもりですが……)
読んでくださいまして、ありがとう
ございました。
1月、10編くらい載せることができ
ましたので休もうかなと思っていた
ところ、ことばが浮かんできてしま
いました。
2月もどうぞよろしくお願いいたします。
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