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【詩】渚/恋活

消えてしまった音を聞こうと
耳を澄ます

正午には
まだ、とどかない
湿り気のある風が鼻をくすぐり
砂浜が淋しいのを嗅覚で感じた

片方だけ残された
ビーチサンダル
持ち主だったひとの足音をとどめ
今でも
おもいを発信している


(渚でつむがれた
 ひとときの逢瀬を
 波が静かに冷ましてゆく)

明日の出会いのために
糖分をひかえる



…………………………………………………………………………
  
   写真、お借りいたしました。

…………………………………………………………………………
 


 私は、恋愛詩なるものを書く場合、
 なるべく女性目線になったつもりで
 組み立てたりしています。(あくま
 で、つもりですが……)

 読んでくださいまして、ありがとう
 ございました。

 1月、10編くらい載せることができ
 ましたので休もうかなと思っていた
 ところ、ことばが浮かんできてしま
 いました。


 2月もどうぞよろしくお願いいたします。
 

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