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着物ぐらしのその前に(4)2016年版元パーティふたたび

三月に文学賞の受賞式のある、K文社さんのパーティに出席して、もう三年も経ってしまったんですね。またいつかご招待いただけるかしら(´ー`)

(ニュージーランドでのカントリーライフを描いた小説を刊行させていただきました。ありがとうございます。よろしく。小銃の扱いに関する法律は、今年のクライストチャーチモスク銃撃事件で変わることでしょうけども)

さて本題。

前話の結婚式で実家に帰り、就職してすぐにローンで購入した辻が花の訪問着を持ち帰りました。三十年近く持っていますが、友人と兄の結婚式で三回着ただけです。

ニュージーランドに移住してから二十年、一度も着る機会がなかったのですが、出してみたら染みも黄ばみもなく、とてもいいい状態でした。母がちゃんと虫干しとかしてくれていたのでしょうね。

久しぶりに日の目を見た辻が花の訪問着を着て、K文社さんのパーティに行ってきました。有名な先生や、大御所の先生、売れっ子の先生方と交流させていただき、楽しかったです。

著書がどんどん映像化されたり、ミリオンセラーになったりという、雲の上の有名作家さんって、実在するんですね((((;゚Д゚)))))))という驚き。

ウーロン茶を衿にこぼしてしまいましたが、幸い染みになりませんでした。

美容院で着付けしてもらったんですが、ますます自分で着られるようになりたいと痛感しました。もう着物と和装具一式を持って歩き回るのしんどいのですよ。滞在先から自分で着付けて出かければ、時間も体力もかなり節約できますからね。

着付師さんに着せてもらうときれいに仕上がるし、着崩れもないのですが、きつい。せっかくのパーティなのに、食べられない。

帝国ホテルの、ごちそうが、食べられないんです(T ^ T)

ちゃんと着慣れて、着こなれて、着付けできれば、もっと自在に動けるし、食べられるはず。

顔が白い。プロの着付師さんに、最後に着付けていただいた写真。さすがに半日たっても皺もなく、衿も決まっていて、シルエットが整っていますね。

貧乏作家なので、帰国時はゲストハウスのドミトリーとか、シングル滞在。ゲストハウスも、シングルはビジネスホテル並みの広さはありますし、共用スペースのキッチンやランドリーが充実しているので、長期滞在にはビジホよりいいかもです。と、まだ体力のあった当時は思いました。

この帰国では、着付けを独学マスターするため、練習用の着物をリサイクルで購入しました。

さあ、海外で着物ぐらしの始まりです。

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