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#35 デジタル人材

みなさま、お疲れ様です。台北に向かう機内で書いています。

前回の配信から一月が経っておりました、、そんな感覚ありません。。

今週の朝会で、週一くらいは全体でフィジカルに顔を合わせて挨拶をし会話をし、感謝を伝え、大事なゴールをインストールして1週間を始めようと言いました。会社はチームですから仲間と場を共有することはとても大切です。

そしてこの社内報もやはり僕にとっては大切な情報発信の場としてWEEKLYを心がけたいと思います。最近の配信頻度には反省です。

最近の僕の動向といえば、移動が増えてきました。国内も海外も仕事/プライベート両面で。

自分は移動しながら仕事のクオリティを上げてアウトプットしていくタイプなのでコロナ前に戻ってきた感覚です。観光という分野を仕事にしていることもあり、旅で得られる体感や経験はとても貴重です。

唯一海外渡航の不便な点は、いまだに帰国時PCR陰性証明が必要なこと、、ワクチン未接種なので仕方ないですが、どう考えてもこの水際対策は破綻しているので早く海外各国同様に陰性証明取っ払って欲しいです。

次の緩和は5月だと思うのでココで全廃に期待です。じゃないと、インバウンド観光客も困る。

移動していて感じる受け入れ態勢の問題は、人手不足は空港もホテルもなのですが、顕著に接客クオリティが低下している点です。この2ヶ月ほどでだいぶガッカリする対応がありました。

リッツカールトンやルイヴィトン、スターバックスや星野屋のクオリティを期待しませんが、日本のおもてなし文化に恥じない程度の品質は保ちたいですよね。どうしたらいいのでしょうね。

受け入れ態勢に関連してですが、最近トラベルジャーナルでデジタル人材について記事を書きました。

デジタル人材はどう育つというお題だったのですが、僕なりにデジタル人材の定義を「稼ぐ力」をアップデートできる人、としました。なんでデジタル的な人材が必要かを考えてみたら、それは必要だからですよねデジタル利活用が。だけどそれは何のためにか。良質な観光体験をエンドユーザーに提供すること、それに見合った対価をしっかり頂くことだと思います。

良いサービスや観光資源をソリューション化して提供する。これを堂々とやって相応の対価を頂くべきだという主張です。ゴールは来て欲しい人が増えて地域にお金を落としていただいてサステナブルに観光を循環させることです。それを忘れて単純にデジタルのツールを導入することが目的になってしまったら何の意味もない。そんな人材はいらぬということを書きました。

にわとりタマゴじゃないですが、おもてなしやサービス品質はそれらサービスを提供する人の心の余裕や多少の物理的な経済的ゆとりがあって、はじめて成立すると思います。付加価値を上げて良い対価をいただく、お客さまに気持ちよくお支払いいただく、そういったことをしないと、人手不足の観光業界に人は戻らず、サービス品質は低下し、という負の循環になってしまうのを危惧してます。

最近、リッツカールトンとスタバのサービス品質やおもてなし精神の本を読みました。ES(従業員満足度)あってのCS(顧客満足度)だと。その通りだと思います。僕がルイヴィトン時代に手がけた業務改善のプロジェクトも似たところがありました。

さて、稼ぐ力、観光業含めたクールジャパン領域、国を上げてどうやって稼ぎましょう。法外に値付けするということではないですよ、素晴らしい体験をサービスにして相応の対価を稼ぎましょうということです。

スラムダンクの映画化で海外でも上映され、改めて江ノ電の踏切のシーンに観光客が戻ってきています。でもあそこに人が滞在してもほとんどお金は地域に落ちていません。ただ渋滞を起こし踏切に立ちって写真を撮る行為が増える危険な場所になってしまいます、観光公害です。来てもらって地域に経済が回るようにデザインしないといけません。

昨日ツイッターで京都駅の動画を見ました、観光客で溢れてます。神社仏閣の拝観料とか、食事や周辺サービスで対価を得る仕組みは作れるのか。これが今後のインバウンド観光で稼ぐ地域の課題です。

僕も色々とアイデアを妄想するのですが、最近はGPT-4先生にも相談しています。アイデアの起点とか着想、情報の整理、リスト化、過去事例の網羅性とか、BingAIもそうですがChat-GPTなどのOpen AIでのタスク処理は今後アウトプットを高速化、効率化する上で欠かせないと、特にGPT-4には可能性を感じます。

下記最近のGPT-4先生との対話・相談事項を添付します。

インバウンド観光とNFTの相性とか、クールジャパンブランド保護をブロックチェーンの技術でどう管理できるかとか。

問い(ゴールや目的)、ここでいう問いはどう来てもらうか、どう消費してもらうか、どんなサービスであればお金を落としてもらえるのか、から入れば、自ずとデジタルやデータの利活用に行き着き、良いアイデアが生まれてくるんじゃないかと。そうすればそれはすでにデジタル人材なわけです。目的から入る、手段は後。

そして、そもそもゴールから入れる人材とそのチームは、最初から良いおもてなしでサービスが提供できるんだと思います。

今回は、最近の旅の動向から感じたこと、稼ぐ力やデジタル人材、GPT-4先生への相談例を紹介しました。

機内ゆえか、若干乱筆ではありますが、ご容赦ください。

自分達が提供しているサービスの範疇を超えて、クールジャパン全体が良いムーブメントを起こせるよう、

みなさんでブレストして参りましょう。

明日の溝畑理事長との台北でのトークセッションもそんなことを話してきたいと思います。

3月も残り数日、今週もよろしくお願いいたします!

Shino

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